投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

星を数えて
【初恋 恋愛小説】

星を数えての最初へ 星を数えて 7 星を数えて 9 星を数えての最後へ

星を数えて act.3-3

よりにもよって、相手が崇なんて……





そう思ってちらっと崇を見ると、友希さんを抱きしめていて。





耐えろ、深呼吸よ叶。





ぎゅっと瞳を閉じて、もう一度彼を見た。





そしたら彼は、にやりと口角をつり上げて笑っていて。





悔しくて腹が立つ。





反応を見て楽しんで笑うなんて。





「じゃあ、帰るね」
店長によろしくね、と言って友希さんは崇に肩を抱かれながらコンビニを後にした。
もう雨はやんでいて、夏の日差しが雲間からさしこんでいた。





「お疲れ様でしたー」
帰り道、私は店長からもらったお弁当とみずたまの傘を持って歩いていた。すっかり日は暮れて、雨のお陰で空は澄んでいて、いつも以上に星が瞬いている。
「流れ星でも流れないかなぁ」
のんびり空を見上げながら、一人しゃべる。相変わらず、星はきらきらと自身を光らせている。なんて刹那。





「お願い、一度だけでいいから」





流れ星よ 流れて





ひとつしか叶えてほしいことはないから。





お願い神様。


星を数えての最初へ 星を数えて 7 星を数えて 9 星を数えての最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前