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縄灯
【SM 官能小説】

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縄灯(後編)-7

「縄で縛られてあそこの肉が柔らかくなってきたな…」
キジマは私の性器の割れ目を淫猥に覗き込む。そして秘所の割れ目を照らすように蝋燭を近づ
けたとき、ふとゆらいだ空気に赤い蝋涙が白い内腿にすっと滴り、細い痛みを刻む。

ううっ…

腿の内側の肌が一瞬強ばり、私の膣肉がひとりでにぬるぬるととした弛緩を始める。

「赤い蝋痕が雪白の腿肌によく似合うぜ…感じているんだろう…あそこは正直だぜ…すっか
りぬるぬるじゃねえか…」


恥丘に近づけられた蝋燭の炎が、一瞬、私の陰毛の表面を炙るように揺らぐと、チリチリと微
かな音とともに恥毛の表面が焦げ、卵が腐ったような匂いが漂ってくる。キジマは、蝋燭で
炙る陰毛の先端に小さな閃光が放たれるのに魅入られたかのように私の股間をぐっと覗き込む。

「あんたの匂いだぜ…焦げた陰毛の腐った匂い…あんたのあそこの奥はこんな匂いじゃねえの
か…男の腐った精液が滲み入ってな…」

キジマの手にした赤い蝋燭がゆっくりと傾く。すっと蝋燭の炎が揺れたとき、熱蝋が生え上が
った恥毛の草むらに滲み込むように吸い込まれていく。

…うぐっ…ううっ…

鋭い針を恥毛の毛穴に突き刺されるような熱蝋の痛みに、私は喘ぐように咽喉をのけ反らせた。
縛られたからだを悶えさせるごとに縄がギシギシと軋みながら私の肌をさらに強く緊めつけ、
肌から滲み出す体液を縄が吸い取るように深く喰い込んでくる。

キジマは赤い蝋涙で朱色に染まる私の恥丘に情欲をそそられるように手にした蝋燭を私の陰部
にさらに近づける。

ぬらぬらと濡れきった淫唇の溝へ、熱蝋が小さな炎を伴いながら零れるように次々と滴る…。

ああっー…ううっ…

肉の裂け目を熱蝋で深く抉られるような痛み… それは痛みでありながら、私の肉洞の奥を
煮溶かしながら、封印された情欲を炙り出していく。さらに熱蝋の痛みの快感に耽溺しきった
私の膣孔は情痴に狂い、子宮は魔窟と化していく。

「蝋燭で炙られて、いい顔をしているじゃねえか…あんたの母親とそっくりだよ…」

キジマは恍惚とした私の顔を覗き込んでいる。母親という言葉に、私は一瞬体を強ばらせる。

キジマに責められる母が白いうなじを喘がせ、額に汗を浮かべ悶え抜く像が記憶の底をゆらい
でいった。


腿の付け根にかざされた蝋燭は金色の炎をまぶしく揺らがせ、熱蝋の雫がふり零れるように
次々と陰唇に絡みつき、媚肉の溝に滲み入っていく。肉の合わせ目に赤い肉片となった蝋涙が
いびつにこびりつき、肉唇を無数の棘で刺すように焦がしていくのだ。

…あはっ…ああっ…あっー…

私は頭をうなだれながらも歯を烈しく噛み鳴らした。私の中で沸きたつ嗚咽とともに唇の端か
ら、糸をひくように涎が洩れていた。


淫靡な光芒を放つ蝋燭の灯りが散乱し、私の濡れた肌を濛々と包み込む…。

蝋燭で責められる私は、縄で吊された裸体をまるで芋虫のように捩る。天井の黒々とした梁に
絡んだ縄がギシギシと不気味に軋み、足の指先が突っ張り、暗い天井に向かってそり上がるよ
うに伸びきっている。


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