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命令チップ02
【SF 官能小説】

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食後の計画-1

パスタ屋
木で出来た大きなドアを引くと、鈴の音がなった。
「いらっしゃいませ」
奥から、薄茶色のワンピースの腰に半丸く白いエプロンをつけた格好をした、日奈がこちらに向かって声をかけてきた。
挨拶を交わす仲ではないのでマニュアル通りの対応である。
「2名様ですか、禁煙席でよろしいでしょうか?」
未成年と知っているので有無を言わさず禁煙席らしいが、一応僕のことは覚えてるらしい
「はい」「それでは、お席を案内します」
前を歩く日奈の腰は細く、揺れる尻を見てると触りたくなる。
こちらを振り向くと手を横に出して
「窓側の席をお座りください」と言ってきた。
ふと周りを見ると男性客が多く、その視線は日奈とともに紗友里にも集まっていた。
その後注文をとり、食事を持ってきたけど、常にどこかの席の男が紗友里を見ている。
最初は二人芝居をして会話を盛り上げていたけど、虚しくなってやめた。
パスタはとても美味しく、紗友里には一度僕が食べて吐き出したやつを食べさせようと思っていたが、
あまりにも周りに注目されるので、変態な事ができなく普通に食べた。
唯一フォークを取り替えるぐらいだった。
日奈は水を取り替えたり、料理を運んだり、と動きっぱなしで忙しそうだった。
食事を終えて、封筒から1枚だすとポケットにしまう。
そのポケットにはチップがあり、まだ日奈にはつけていない。
ここのお会計で付けるのだから、焦る必要はない、
店の風習のようで、釣り銭を渡すときに手を添えてくれるのだ。
僕達はレジに行くと、気づいた日奈が「有難うございます」と言いながらカウンターに来た。
これからチップ付けられるとも知らずにスマイルで迎えてくれる。
「1万円からでよろしいでしょうか?」
頷くとレジを打ち込む指が細くて綺麗だ。
ポケットからチップを取り出して用意する。
「大きい方から7千円です」と広げて渡してきたので、左手で受け取り、
「細かい方の320円です」と両手で構えた。
キタ、キタ、キタ!
僕はチップの持っている右手を出すと、
何も知らない日奈は「ありがとうございました」と手を握って来た。
一瞬ピクっとなって、手首を見たけど、また僕を見て笑顔になった。
はい、成功! 僕も微笑がえしする。
日奈の笑顔は可愛い、この握手のような手渡しが、この店の密かな人気なのかもしれない。
僕は壁の時間を確認してから、
「来週もまたきます」と握り返した。
日奈は嫌な顔をせず「はい、お待ちしてます」と言い慣れた感じで返す。
来週から幼馴染になるとも知らずに可愛い笑顔で送ってくれた。

店を後にして紗友里と駅まで向かう、
「来週から日奈は僕のものだな」と紗友里に言うと
「私の体は飽きました?」と潤んだ目で僕を見上げる。
「バカだな、飽きるわけないだろ」と頭を撫でた。
僕達はひと目がつかない所で熱いキスをしてから、
「日奈は夜中だけしか使わないよ、だって壊したくないからね」
紗友里は「日中は私を使ってくれるのね」と嬉しそうな顔にした。

一日、彼女を操り、別れたけど家に帰るまではスイッチを切らないつもりだ。
紗友里は1回目のスイッチの時、ありえないほどの快楽を味あわせた結果、頭がおかしくなったため。
性的欲求を満たせば、朝から夕方まで記憶が無くても気にしないらしい。
平日の学校では、清楚で美人を装っているが、
どう言いくるめたのか知らないが、ヲタク共が、隠れて紗友里を満たしてるらしい。
奴らがサル並みで良かった。
そのせいか、紗友里の体型が高校生とは思えないほどグラマーでエロくなってきていた。


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