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『桃子記念日』
【痴漢/痴女 官能小説】

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『桃子記念日』-19


「おにいちゃん、やりすぎだよぉ……」
「すまなかったな」
「桃子、おもらし、しちゃった……」
「まあ、気にするな。よくあることじゃないか」
「うぅ……そうだけどぉ……」
 失神から蘇り、自分の惨憺たる有様に我に返った桃子は、失禁で汚してしまった床を雑巾がけで掃除しながら、締まりのない下半身に情けなさを感じているようだった。
「ブルマー、べとべとだぁ……」
 桃子の愛液と小便、そして、宗佑の精液を吸い込んだブルマーは、見るも無残な布切れと化しており、これを洗濯機に入れようなどとは、桃子はもう考えられないことだった。
「桃子のアソコも、毛がべとべとしてる……」
 愛液と小便、そして、宗佑の精液にさらされたのだから、当然である。
「ああ、そうだ。毛といえば、きちんとしてあげないとな」
「う、うん」
 “折檻ごっこ”で散々いじめられた、桃子の“Oゾーン”に繁茂している陰毛。しかし、実はそれもまた、宗佑から与えられた“いいつけ”のひとつなのである。
 バス・ルームに場所を移し、当然ながら全裸になった二人は、まず、ベトベトになっている桃子の下半身を、シャワーで軽く洗い流した。
「んっ……あぁん……」
「こらこら、洗っているだけなのに、欲情するんじゃない」
 そういう宗佑の“業茎”も、はちきれんばかりに硬直していた。
「さて、と…」
 宗佑は、洗面器と剃刀と、シェービングクリームを用意する。二人にとっては、月に一度の“儀式”というべき、桃子の陰毛を剃り落とす、いわゆる“剃毛”を今から行うためだ。
「………」
 桃子はすでに、バス・ルームに敷かれたマットの上に身を横たえて、足を開いて股間の全てを宗佑の眼下に晒す格好をしている。“V,I,O”のいずれの領域にも、桃子の陰毛は濃い色合いをもって、雑草のように繁茂していた。
「桃子の毛、生えるのが早くなってきたな」
 “剃りすぎたかな”と、いうや、シェービングクリームを手に塗すと、それを、桃子の陰毛に塗りつける。ときおり、敏感な場所に触ってしまって、桃子の太股を、ぴくりと震えさせてしまう。
 やがて、桃子の股間が、艶のある綿を思わせるほど、真っ白な泡で覆い隠された。
 洗面器の中に湯を張り、あらかじめその中につけて温めておいた剃刀を手に取ると、宗佑は、まずは“Vゾーン”に繁茂する桃子の陰毛を、剃り始めた。

 じょり、じょりじょり……

「んっ……」
「動くなよ、桃子」
「ご、ごめんなさい……」
 宗佑が使っている剃刀は、誤って横滑りしないよう、刃に対して垂直になる細いワイヤーが仕込まれているタイプのものだ。それでも、桃子の大事な陰部に傷をつけるわけにはいかないから、宗佑の手つきはとても慎重細心なものである。

 じょり、じょり、じょり……

「やっぱり、剃り応えがよくなっている。毛が、太くなったのかな」
「や、は、恥ずかしいよ……」
 婉曲に“剛毛”だと言われたからか、桃子は両手で顔を覆って、恥じらいを見せていた。“おもらし”を浴びせたり、“屁”を垂れたところを聞かれた相手だとしても、正気になれば恥ずかしいことはたくさんある。


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