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『桃子記念日』
【痴漢/痴女 官能小説】

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『桃子記念日』-16

「こんなにスケベなケツには、もっと、おしおきをしないとな」
「おしおき……?」
「ケツにおしおきといえば、これしかないだろう」

 ぺちぃん!

「んひぃっ!」
 宗佑の右手が高々と上がり、それが、桃子の右の臀部を強く打ち放った。

 ぺちぃん! ぺちぃん! ぺちぃん!

「ひんっ、ひぁっ、ひいっ!」
「スケベなケツだから、いい音が鳴る」
「い、いやぁ……おしり、叩かないでぇ……」
「ケツを振るな」

 ぺちぃん!!

「ひいいぃぃっ!」
 しなりの効いた、鞭のような一打を右臀部に浴びて、桃子は悲鳴を挙げた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
 その後、左臀部にも掌打を受けて、桃子の尻は猿のように真っ赤になった。しかし、その痛みさえも快楽に変えて、桃子の吐息が艶かしくなっていることは、言うまでもない。
「せんせぇ……せんせぇ……」
 ふるふると、桃子は尻を振っていた。もっと刺激が欲しくて、たまらないのだ。
「ケツ毛を生やして、ケツを真っ赤にして、ケツをいやらしく振る。桃子は、本当に、どうしようもない変態だ」
 ふいに宗佑は、人差し指を伸ばした状態で両手を組んだ。そしてその指先の照準を、桃子の臀部の溝の間に潜む、窄まった孔に定める。
「変態。これでも、食らうがいい」
「!?」

 どずぶっ!

「んひいいぃぃいぃぃっ!!」
 宗佑が組んだ人差し指が、勢いよく桃子の尻孔に突き刺さった。“指先”というべき、第一関節までが、くすんだ窄まりの中に埋まっている。
「“カンチョー”の味はどうだ? これをケツに食らうのは、久しぶりだろう」

 ずぶずぶっ!

「ひいっ、な、中に入ってくるぅっ……!」
 二本の人差し指が、そのまま根元まで、桃子の尻の孔にずっぽりと収まった。
「あっさりと入ったな」
「い、いやぁ……おしりが、おしりがぁ……」
「ケツを振るな、変態」

 ぐにぐにっ!

「んひいいぃいぃぃぃっ!」
 “カンチョー”の形で突き刺さった指が、乱暴に掻き回された。尻を叩かれたときよりも、大きな悲鳴を挙げて、桃子はその目を見開いている。
「おしり……おしりが、ぁあぁあぁ……」
 口の端から、だらしなく唾液が零れていた。桃子は、尻の孔を“カンチョー”で苛められながら、明らかに劣情を催していた。

 ずぼぉ……

「あ、や……」
 だから、いとも簡単にその指が引き抜かれたとき、寂しそうな声を挙げていた。
「……桃子のケツの穴は、くさいな」
「!?」
 宗佑が、抜いた指先を鼻に近づけて、その匂いを嗅いでいる。
 あまりの屈辱感に、桃子の背筋に怖気が走った。
「まったく。ケツに毛を生やしているだけでなく、ケツの穴もきちんと洗えていないとは…。“お嬢様学校”の“生徒”が、聞いて呆れてしまう」
「ご、ごめん、なさい……」
 さすがに恥ずかしそうな、消え入りそうな、桃子の声であった。
「こんなにくさい匂いは、嗅いだことがない」
「や、いやぁ、いわないでぇ……」
「ここも、きちんと洗っているのか、わかったものではないな」
「ひっ……」
 尻に浴びた性的な折檻によって、桃子の股間は洪水のようになっていた。その部分を宗佑は、右手中指の腹で触れると、ぐにぐにと弄り回し始めた。
「……どろどろになっているな」
 宗佑が人差し指を使わなかったのは、雑菌に満ちた尻穴の中にそれを入れたことを慮ってのことである。再度、確認しておくが、二人は今“教師と生徒の折檻ごっこ”をしているのであって、その根底にある、互いの心身を労わる気持ちは、失われていない。
「あ、ふぅ……あっ、んっ、んんっ……」
 中指で、濡れに濡れた陰唇を嬲られ、桃子はもう、隠すことなく淫声を挙げていた。


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