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女友達
【その他 官能小説】

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夜中に目覚めて-5

だって、お前俺のことが嫌いだって言ってるじゃないか?
「そうだけど、ここまでして別れるのは嫌だ。
松原なんか嫌いだけど我慢して付き合ってやるから恋人同士になってあげても良いよ」
な……なんて言い草だ。体は結合しているこの状況下で、よくまあそんなことを。
やっぱりここで抜き取るぞ。
お互い本当に好きになった者同士でこういうことをした方が良い。
「どうして抜いたんだよ。僕が嫌いなのか?」
それはお前が言ってることだろう。悪いけどこれからトイレに行って、爆発させてくる。
その際お前をオカズにさせてもらうことは了解してもらいたい。
好きでもない相手と最後までやるのはやっぱりおかしい。
殆ど最後に近かったが、それでも途中でやめたと言うことにしておこう。
おい、どうした? どうして泣くんだ。
「好きなんだよ。本当は……松原が」
な……なにぃ? お前、言ってることが今までと違うぞ。
「去年お前が僕のことをノッペラボウと言ったときから、悲しくなって……、
それで松原のことが好きだってわかったんだ。
だから秋野に頼んで一緒に友達にしてもらったんだ」
えっ? そ……そんなこと、どうしてこの状況下で言うんだ。
「プライドだよ。だから言えなかった。でも、それももうボロボロだ。
こんな裸で寝そべって股開いて言う言葉じゃないけど、言ってしまった。
最高に格好悪いよ。もう明日から生きて行く自信がない。死んじゃいたいよぅ!
ぅぅぅぅあああーーーん!! あぁぁああああぁぁぁーーーん!!」
格好悪いって……少しも格好悪くないぞ。
それが正直なお前の気持ちだったら、俺は……俺は……
「ヒック、あっ、何をするんだ! また入れて、どうする積り? 
ヒック、ヒック、僕をレイプするのか?」
違う、付き合うんだよ。お前と俺は恋人になるんだよ。
「ヒック、ゲホ、憐れみか! 余計僕を惨めにする積りか。やめろ、やめろ! 
ヒック、グスン、お前が僕を好きになるはずがない」
ロン毛のお前が髪を切って俺の前に現れたときから好きになってたかもしれない。
いや、もしかしてその前からかも。そして、今わかったんだ。
俺はお前のことが好きだって。
俺もプライドが邪魔で自分の気持ちが分からなかったんだ。
「ワンナイトラブの相手なんだろう、どうせ僕は? ヒック、ヒック!」
もう喋るな。こうやって口を口で塞いで、舌を絡ませば喋られないだろう。
「うぷ、らめら。ぶぷぷ……あぁん、ばがっ。らめらめ」
さあ、腰を動かすぞ。痛いか、もう少しゆっくりか?
ゆっくりでもずっとやってれば、爆発するんだ、きっと。そのうち。
何、何言ってんだ。口を離すぞ。
「ぷわー、口塞いだら苦しいよ。鼻水がつまって息ができないじゃないか」
悪い悪い、泣いていると鼻水も出るんだったな。
いい加減俺を信頼しろよ。
お前が付き合いたいって言うなら、俺は付き合うよ。
ワンナイトじゃなくて、エブリデイ・ラバーだ。
そうかわかってくれたか?
つまり俺達はひねくれた両思いだったんだよ、きっと。
えっ、少し気持ちよくなってきたって?
精神的にか? それもあるが、肉体的にもか?!
根本がクリトリスに当たって、気持ち良いのか? 
じゃあ、グリグリ。グリとグラだ。
えっ、中の方も痛気持ち良い? じゃあ、一緒に逝くか? 
俺はもうそろそろこのスピードでも爆発寸前だ。
うわー、急に抱きついてきてどうした? あっあっあっ……い……逝く……。
ドックンドックン出てる。コンドームの中だと思うけど、すごく出てる。
全体が締め付けられて気持ち良い。絞りだされる感じだ。
俺は使い切った歯磨きチューブのような気分だ。
「僕らは恋人同士になったんだね。でもこれじゃあ順序が逆だね」
ああ、そうだ。これが先になるなんて変り種のパターンだ。
逆に俺たちらしいかもな。
俺達は満足して顔を見合わせていた

 


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