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女友達
【その他 官能小説】

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夜の過ごし方-2

おい、どうして部屋の明かりを消すんだ。まだ寝るのには早いだろう。
なんだ、その小さなランプは? 蝋燭の代わりだって? これから何が始まるんだ。
おいおい、まさか、あれか? あれはやめてくれ。ホラーを見たばかりだろう。
お前、もしかして昔の恨みをはらすために、今夜のことを仕組んだな?
お前のことをノッペラボウと言ったことだろう? 
でもあの後、お前が俺を助けてくれるために美少女に変身したときは違ったぞ。
お前はあのときは確かに個性のある美形だった。女優としても通用してたよ。
確かに昔はお互い嫌いで傷つけあった過去もあったかもしれないが、水に流そう。
なに、それも少しはあるがそうじゃないって?
実は秋野円(あきの まどか)から怖い話を聞かされて、頭から離れないんだって?
だから、その話を俺に聞かせて、心の負担を軽くしたいんだって?
おい、それじゃあ人選を間違えているぞ。なに? 今さら間に合わないだと。
わかった。観念したから、話せ。あっ、耳をバフバフさせて聞いたら駄目なのか。
おい、なるべく明るい調子で話せ。お前、話すときの顔も怖いよ。
俺は秋野から直接聞きたかったよ。あいつの顔は怖くないから。
お前は、美形だから余計怖いんだよ。どうしてそういう声の調子になる。
お前、性格が暗いだろう。声が陰に籠もっていて、迫力があり過ぎる。
演技以上のものがあるぞ。何、黙って聞けって? 黙ってると不安になるんだ。
何? その女の人は窓の外から話しかけたけど、そこは2階だったのか?
うわーぁぁぁ、来た。怖すぎるだろう。
おいおい、今度は交通事故にあった男の子の話しか。
な……なんで胴体が真っ二つになったんだ。
それが担任の先生のところに現れたのか! うわーぁぁぁ怖すぎる。
下半身がなくて上半身だけでトコトコと……やめろ! 動作をつけて近づくな!
な……なんて恐ろしい奴だ、お前は。俺を殺す気か。
ところで、この拷問はいつまで続くんだ。何指を折って数えているんだ?
えっ、俺の指も折って数えるのか! そんなに沢山あるのか。
た……助けてくれ。何? 全部話し終わるまで止まらないって。


 


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