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「誰?」から「彼」へ
【学園物 官能小説】

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「誰?」から「彼」へ-6

「綾さん……どうッスか?」
「え…?……気持ちいい…よ…?」

話すのは正直ダルイというか……しんどかったけど、何も言わないわけにはいかなかったので答えた。

「マジ嬉しー……」

さっきから何度もこの顔をいとおしいと思った。雰囲気に流されてる気もするけど、もう限界。
私は彼の首の後ろに両手を回して引き寄せ、頭を抱き抱えた。その時、足に彼の熱い物がズボン越しにふれた。

「……ねぇ?」
「何スか?」

頭をうずめたまま彼が答える。

「その……大丈夫?」

口に出しては言えないから、折り曲げたひざで彼の腰のあたりをトントンと叩く。

「実は……結構ヤバイッス…」
「……やってあげよっか」「!?えっ……綾さんっ……」

よくこんな恥ずかしいことを言えたもんだと思うが、言ってしまったものはしょうがない。それに、自分だけされているのも何だか悪い気がしたし。
私は起き上がって体勢を180度変え、彼のズボンのチャックをおろした。そして、中に手をのばす。

「デカ……」

そんなにバカデカイというわけではないが、彼のは元彼達より大きかった。先は少しヌラヌラとテカっている。
うわぁ……デカ…。歯立てないようにできるかな……。
ぺろっと先をなめると、彼が声のような吐息のようなものを洩らす。それがたまらなく嬉しくて、口に含み舌で執拗に先を舐める。

「はぁ……っ」

うわ、先からいっぱいでてくる。先走りってやつだよね。すご……。てか、このまま続けると出るんじゃないのかな。出しちゃってもいいのかなぁ。前のヤツは復活遅かったんだけど……山下くんはどうなんだろ。
そんなことを考えていると、彼が苦しそうな快感そうな声で話し掛けてきた。

「綾さん……」
「?」

わざとちゅぷっという音をたてて口を放し彼を見た。この「わざと」という気持ちは、さっきの彼も持っていたのだろう。

「あの……そろそろ…入れて、いーッスか?」

もっと続けたいという気持ちもあったが、その言葉を聞いてまた下半身が疼きだしたのがわかってしまった。返事をするしかなかった。

「うん……」

そう言うと彼は私に仰向けになるように促し、制服のポケットから財布を出し、何かごそごそとし始めた。
あ……ゴムつけてくれるんだ。よかった……。ちょっと気になってたけど…安心した。

「入れますよ……」

確認、というよりは合図だったらしく、言葉と同時に入ってきた。
んっ……。熱……。あぁ、やっぱデカイ…。けど、この圧迫感……久しぶり。
全部入りきった後、私の肩の向こうに両手をつき、腰を動かしはじめた。


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