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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第14話-8

「このあたりは、とくに“垢”が溜まりやすいですからね…」
「ひぅっ……そ、そこ、は……」
 陰唇の“結び目”にもなっている、“陰核(クリ×リス)”にも、タオルで包んだ指が伸びる。葵の興奮を浴びているその突起は、既に固さを帯びていて、それを摘むように、“垢”の溜まりやすい皮の間を擦りたてた。
「んひっ……」
 強い痺れが、“陰核(クリ×リス)”から全身に散らばって、葵の腰が揺れた。
「ああ、動いてはいけませんよ。うまく、拭けませんからね……」
「ご、ごめんなさい……ひっ!」
 こりこり、と、明らかに“拭いている”のとは違う、誠治の指使いである。
「おやおや。また、“蜜”が垂れてきましたね…」
「い、いわないでぇ……」
「拭かないと、拭かないと……」
「あ、ああっ……んん……」
 “陰核(クリト×リス)”への愛撫によって、葵が膣口から愛液を垂らし、それを誠治がタオルで拭う。もちろん、ただ拭うだけではなく、円を描くように、ねっとりとした指使いで、葵の性感帯を刺激しているのだから、その感触を誠治が愉しんでいることは、瞭然であった。
「うむ。タオルが、べちょべちょになってしまいました」
「い、いやっ……」
「でも、まだ、葵くんの“ここ”はベトベトですね……」
「い、いやぁ……」
 陰唇の全身にコーティングをしているかのように、濡れて光るものがその部分を覆っていた。拭いても拭いても、綺麗にならないのは困ったものである。
「これは一度、スッキリした方が、良さそうですね」
 誠治は、今度はタオルは使わずに、自らの指を、葵の陰唇に押し当てた。
「あっ、せ、誠治……さ、あ、ああっ!」
 そのまま膣口に中指と人差し指を当て、その周囲をマッサージする。 
「あっ、やっ、ん、んんっ、んぅっ……」
 たちまちにして、ヌルヌルした愛液が膣口から滲み出し、誠治の指を透明な煌きで包み込んでいた。
「柔らかく、緩んでいますね。それに、ぐちょぐちょ、音がします」
「は、恥ずかしい……あ、あっ……い、いや、いやぁ……」
 浅い部分を指先で揉むだけで、にちゃにちゃと扇情的な水音が響く。それを何より分かっている葵は、両手で顔を覆い、羞恥と愉悦に悶えるばかりであった。
「ここも、こんなに固くなって……」
「ひっ!」
 “陰核(クリ×リス)”にも淫蜜で指を伸ばし、改めてその突起を直に摘んで、嬲る。
「この、こりこりした感触が、たまりませんね……」
「あ、ああっ、そ、そんなに、いじらないでっ…!」
 震える葵の膣口から、どろりと粘性の高い愛蜜が溢れて、そのまま糸を引いて、尻の下に開帳されたままの“おむつ”に垂れ落ちて、滲んでいった。
「かわいいですよ、葵くん」
「あっ、ほ、ほんとうですか、んっ、んんっ……」
「ええ。僕しか知り得ない、きみのかわいらしさです。存分に、堪能させてもらいますよ……」
「は、あ、んぁっ……んんっ……いっ……んあっ……」
 “夜尿”の後始末から始まった性的な戯れに、二人は没頭していた。
 冷静に考えれば、あまりにも倒錯した光景である。しかし、二人の間にある情愛の形は、余人の一般的な思考が及ぶものではなく、紛れもなく確かな結びつきでもって、二人を繋ぎ合わせているのだ。


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