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堕ちていく人妻
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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変化-4

電話を切った後、美香は同時に二つのショックを受けていた。
ひとつは今の電話が斉藤ではなかったこと。もうひとつは愛する浩二からの電話に喜べなかった事に。
さらに前者の方がショックが大きかったに美香自身が驚いていた。

斉藤といる時は当たり前の行為だった事が浩二と知り合い、やはり異質なものだと自分を抑えていた。
だが、再び斉藤との行為で今まで抑えていたものが一気に満たされ何倍も反動になって
いたのだ。

その結果、たった一度の過ちが斉藤をより強く求めてしまう形になってしまった。
「こんな・・はずじゃ、なかった・・のに・・」

もうすぐ浩二が帰ってくるというのに、携帯をテーブルに置くリビングのソファに寝そべり、右手で胸を揉み、左手は股間へと伸びていく。
「アンッ・・なんで連絡くれない・・の?こんなに熱い・・のに・・っん」

服の中に手を入れ斉藤にされてるかのように激しく胸を揉みながらすでに尖っている乳首を摘まむ。
さらにパンティの中に手を入れて中に指を入れる。

クチュッ・・
「ッハン・・もうこんなに濡れてる・・はぁ・・はぁ・・雅彦・・さま・・」
目を閉じ、斉藤に抱かれた事を思い出しながら激しく指を動かしていく。

「アンッ・・アンッ・・雅彦さまの太いので・・美香の中を壊して・・・・っ」

クッチュ・・クチュ・・クチュ・・クッチュ・・
「はぁぁっ・・イイッ・・イキそう・・です・・」

斉藤の肉棒を、罵る声を・・思いだしていく。
「あぁぁ・・イクッ・・イッちゃうぅ・・」

・・・ピンポーン・・・
あと少し・・もう少しで絶頂を迎える。という瞬間にインターフォンが鳴り現実に引き戻された。
ベッドの上と同じく浩二に絶頂を迎えさせてもらえず、直前で中断させられてしまった。

慌てて乱れた衣服を直し、玄関に向かう。
「浩二。おかえりなさい。今日もお疲れ様」

愛液で濡れていない右手でカバンを受け取る。
「先にお風呂にする?それともご飯?」
新婚当初はお約束。の、もうひとつ質問項目があった・・が、最近は滅多にしない2択の質問をした。

「おっ、なんだか懐かしいな、風呂。と、言いたいとこだけど腹が減ったから、ご飯にするよ。取りあえず着替えて手を洗ってくるよ」

お風呂ならさっきの続きができると思ってした質問だったが、上手くはいかず愛液で濡れた指をさっと洗い食事をテーブルに並べ始めた。

美味しそうに食べる浩二と楽しく会話をしながら食事をしていた。
ふと、明日また電話したくなったらどうしよう。
電話をして、また出なかったら・・?
本当にもう会えない?

もし出たら・・?
その時はどうしたらいい?
浩二の事を忘れて黙って考え事をしていた。

「美香・・美香・・?」

「えっ?な、なに?おかわり?」

「どうしたんだよ。暗い顔して。なんか嫌な事でもあったのか?隠し事はなしって約束だろう?」
優しく話しかけてくる浩二。こういう事には鋭かった

「ううん。なんでもないよ。隠し事もしてないから。ちょっと考え事をしてただけ」

「そうか?それならいいけど。ご馳走様。今日も美味しかったよ」

「よかった。浩二にそう言ってもらえるのが何よりの幸せよ」

暗い顔はやめて、いつも通りの笑顔で返した。

「うん。やっぱり美香は笑顔が一番だよ。さ、風呂に入ってくるね」

満足そうな顔で風呂場へと向かっていく浩二。

「もう。浩二ったら、鈍感なんだか鋭いのか・・どっちよ」

一人きりになったが、さすがに気分が乗らず続きをするのはやめにした。
食器を洗いながら、ふと一つの疑問が頭をよぎった。

「もし、浩二に本当の事を打ち明けたらどうなるだろう?」
斉藤との関係ではなく自分の性癖の事を。

激しく愛撫されたり罵られたり、何度も何度も肉棒で突かれたり・・
そんな風に打ち明けたら、浩二はどんな反応をするだろう。
もしかしたら浩二も私に隠しているだけで、本当は斉藤と同じ人種で、淡泊を装っているのかもしれない。
お互い軽蔑されない為に自分を偽っているとしたら・・・

「そんなわけないよね。あんなに真面目で律義な人が考えられないわ。ふふっ」
自然と笑いが込み上げてきた。
浩二が斉藤のように振る舞う姿が全く想像できなかったからだ。

なんだか悩んでいる事がバカらしく思えてきた。
今でも十分幸せなのに。この幸せがあるのに、さらに斉藤を求めるなんてわがまま過ぎる。

このまま斉藤に会わなければいずれ時が忘れさせてくれる。
逆に脅される事もないのだ。
まるで言い聞かせるように、そう思う事にした。

毎日は求めてこない浩二。
今夜は予想通り、ベッドに入り少しだけ話をして返事がない。と、思っていたら
いつの間にか寝息を立てていた。

今日はその方がありがたかった。
これ以上中途半端に身体の火照りを与えられたら・・明日も斉藤を求めて電話をするかもしれない。

浩二の温もりを隣に感じつつ、美香もいつの間にか夢の中を漂っていた。

つづく。


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