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『神々の黄昏』
【SM 官能小説】

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第7章-1

      第7章

 浣腸された尻に大きなニンジンを差し込まれたまま、有希恵は壁際から離され、部屋の中央寄りに連れて行かれた。そこで有希恵はブラウスを脱がされ、ブラジャーも剥ぎ取られた。有希恵の乳房が意外に大きいことに祐志は驚いた。
パンプスも脱がされ全裸になった有希恵を、谷本は麻縄で縛り始めた。まず両手を後ろ手に組まされて縛り上げられる。次に縄は胸にかけられた。乳房の上と下をきつく縛り、さらに首から、二つの乳房の間と両端を、縦にも縄を通して結ぶ。ちょうど両方の乳房が絞り出されるような縛り方だ。
「へへへ。痛いかい、牝犬さん。でも真骨頂はこれからですぜ」
 今度は何をするのだろうか。
 谷本はポケットからダブルクリップを取り出すと、それで有希恵の右の乳首をキュッと挟んだ。これは痛いだろう。
「ぎゃーっ!」
 猿轡をしていてもはっきりとわかる悲鳴が洩れた。荒い息づかいとともに、有希恵は顔を後ろにのけぞらせ、脂汗たらたらである。
 しかし左の乳にはもっと酷い責めが待っていた。谷本は乳房に針を刺し始めたのである。ゆっくりと針の半分が入るくらいにまで刺していく。有希恵の息づかいはますます荒くなった。
 一本、二本、三本、四本と刺したところで、それら四本を纏めて掌でパーンと叩いて、針の根元までブスッと乳房に差し込ませた。
「うぎゃーっ!」
有希恵は目を血走らせて気も失わんばかりである。
谷本は、さらに別の針を四本、同じ左の乳房に刺して、最前と同じように掌で叩いてめり込ませた。
次に左の乳首の根元に、右側から左側へとゆっくりゆっくり針を刺して、ついに乳首を水平に貫通させた。さらに今度は左側から右側へも貫通。また乳首を上から下へも垂直に貫通。下から上へも貫通させた。そして最後に乳首の先端から奥へとギューッと差し込んでいった。
かくして乳房に八本、乳首に五本、合計十三本の針が左の乳に刺されたわけである。この責め苦に、有希恵はもう意識があるのかないのかさえ定かでない状況だった。
その時、静寂の中で、有希恵のお腹がぐるぐると音を立てた。お腹を下しているのだ。無理もなかろう。ぬるま湯を五本も浣腸されたのだから。下痢状のウンコが怒涛のように肛門に押し寄せているに違いない。しかし肛門はニンジンで栓をされているから、それを排泄することさえできない。有希恵は苦しげに呻いた。
谷本は今度は有希恵の足にも縄をかけ始めた。そして両足の縄と胸の縄とで、有希恵の体を天井から宙吊りにした。空中に仰向けに寝転んで、両足を大きく開いて垂直に上げたような格好である。ちょうど膣がまっすぐに天井を向いた。谷本は宙吊りの有希恵の体を揺らしたり回したりしてしばらく遊んだ後、彼女の膣に太い蝋燭をグサッと突き刺した。
「おぐーっ!」
 またしても有希恵の猿轡からくぐもった悲鳴。谷本はライターを出して、その蝋燭に火を点けた。まもなく融けた蝋が蝋燭を伝わって有希恵の陰唇へと落ち始めた。
「ああ、あん」
 有希恵は泣いているのか何なのかよくわからない。
「奥様、これで完成いたしました。あと二十分もすれば、牝犬のマンコは焼け焦げて、使い物にならなくなることでしょう」
 さも得意げに谷本が言う。
「ご苦労様。谷本、あなたはもう下がっていいわ」
「はい、かしこまりました」
 谷本はあやかに一礼すると、五人の裏切り自衛官を連れて大広間を出て行った。あやかは祐志の方に向き直って、
「では、北岡さん、話を元に戻しましょうか」
「ちょっと、その前に有希恵さんを助けてあげてもいいですか。せめて蝋燭の火だけでも」
「あら、北岡さん。せっかく谷本が作った芸術作品、もう少し鑑賞しましょうよ」
「そんなあ」
 しかし久野あやかの言葉には有無を言わさぬものがあった。祐志は抗うことができなかった。
 一方、有希恵の口からは、はあはあという荒い息づかいとともに、くぐもった呻き声が洩れ続けていた。
体を縛っている縄も痛かろう。鞭で打たれたうえにニンジンを差し込まれた尻も痛かろう。浣腸された腸も苦しかろう。ダブルクリップで挟まれた右の乳首も痛かろう。針を刺された左の乳房と乳首も痛かろう。マンコに滴り落ちる蝋も熱かろう。有希恵は朦朧とした表情だった。
「では、北岡さん。このUSBメモリのお礼に、川野利佳の死体は私どもの方で処理しておきます。これでこの事件は闇に葬られ、一切表に出ることはないでしょう。あなたの社会的立場も安泰ですよ」
 あやかは満足そうに言う。しかし傍で起立して控えていた泉美こと利奈が声を上げた。


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