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トリツキ
【ホラー 官能小説】

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2日目-1

僕は怖いので爺ちゃんに12時まで一緒にいてもらった。
12時になったら美佐さんが部屋に入れ違いに来てくれた。
僕は怖いので2時まではまだ時間があるけど、敷いた布団の中に美佐さんと一緒に入って抱きしめてもらった。
美佐さんはとても綺麗な人だから、僕は本当はとっても幸せな筈なのに、トリツキが怖くて、そんなこと感じてる余裕がなかった。
蒸し暑い夏の夜なのに、僕は熱病に侵されているかのように体がガタガタ震えていた。
「ミツル君、落ち着いて。深呼吸するのよ」
美佐さんは僕の背中をゆっくり何度も撫で下ろしてくれた。僕はカチカチカチ……という変な音を聞いた。
いよいよ現れたのかと僕は取り乱した。すると、美佐さんはいきなり僕の口にキスをしてきた。
美佐さんのアヒルのような唇が僕の口を塞いだ時、音の正体がわかった。
カチカチカチ……というのは、僕の歯がぶつかる音だったんだ。僕はうっかり美佐さんの唇を噛んでしまうかもしれないので、口の震えを止めようと呼吸を必死に整えた。
美佐さんは僕の歯がカチカチ言わなくなると、ゆっくり僕の上唇や下唇を唇で挟むようにしてくれた。温かくてその柔らかい感触で、ほんの少し気が紛れた。
でもいつ来るか分からないトリツキに僕は怯えていた。
「大丈夫、午前2時にならないと来ないから、まだ時間があるのよ、ミツル君」
僕はそう言われて少し落ち着いた。僕は美佐さんに言った。少し声が震えていた。
「お姉さん、お姉さんと僕をヒモで縛って離れないようにしたら駄目? 」
美佐さんは優しく僕の頭を撫でてくれた。
「ヒモで縛っても駄目なんだよ。実はおじいさんの話できちんと言ってなかったことがあるの」
「な……なに?」
僕は大事なことだと思ったので一言も聞き漏らさないように至近距離の美佐さんの顔を見た。美佐さんは僕の背中を撫でながら、僕を落ち着かせようと優しく言った。
「女の人に抱かれていれば、トリツキは諦めるって言ったけれど、ただハグしてるだけなら駄目なの。それだったら、私はトリツキに首をもがれて殺されてしまうし、ミツル君も取り憑かれて死んでしまうよ」
僕はびっくりした。抱き合っているだけじゃ駄目なのか? いったい……どうすれば?
「オソソってわかる? じゃあ、マグワイは? じゃあ、エッチは? そう……わかるのね。どういうことかわかるよね。実はトリツキが来た時、私達はエッチをしていなきゃ駄目なの。
その為にはミツル君は今のままじゃ駄目。ごめんね、これ命にかかわることだから言うけど、オチンチンが固くなっていなきゃお姉さんとエッチできないでしょう?
お姉さんとエッチしたくない?」
「そんなことないです。普通……僕……とっくに固くなっている筈だけど、緊張して固くならないんです」
「自慢に思わないでね。私も芳江さんもこの村では1・2位を争う美人なんだよ。どうして私たちが選ばれたかと言うと、普通の男の子なら抱きついただけでオチンチンが絶対立つはずだからなの。
でも、わかるよ。トリツキはとっても怖いから、気持ちが萎えてしまってるのね。だから2時までになんとかしようよ。良い?」
僕は頷いた。なんとかしなきゃ2人とも殺されてしまう。
美佐さんは僕にもう一度キスをした。今度は舌を入れて来て、僕の舌に絡ませて来た。
僕はこの頃になると漸く美佐さんの乳房が胸に当たっているのを意識した。
お餅のように柔らかい2つの塊が僕の胸の上で潰れて揺れる。
そして僕のオチンチンのところに美佐さんの……股のY字の部分……骨が出ているところがグリグリ当たって、少し気持ちが良かった。
本当はそれはとっても凄いことなのに、僕は別世界の出来事のように感じていた。
そうそう社会科で習った円グラフでいえば、トリツキが70パーセントで、あとはキスと乳房と股のグリグリが10パーセントずつっていう具合に感じていたんだ。
でもその30パーセントが僕の命綱みたいなものだから、それに縋りつかなきゃいけないんだ。
「やっぱり……ミツル君はパジャマを脱ごうよ。私もネグリジェを脱ぐから」
美佐さんは2人を包んでいたタオルケットを捲り上げると、ピンクのネグリジェを脱いだ。ポロンと大きなボールを半分にしたような乳房が出て来たので僕は驚いた。
女の人の生の乳房を見るのは初めてだったので、呼吸が止まったかと思った。そして美佐さんは僕の見てる前でパンティもすっと脱ぎ捨てた。
すると股のところに真っ黒な毛がびっしり生えていたので、僕の心臓はバックンバックンと打ち始めた。
 


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