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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第12話-28


「あ、ああっ、まーちゃん、まーちゃんっ!」
 熱い夜は、終わらない。
 八年ぶりの性交の第一手が、岡崎の速射によって終了した後、落ち着きを取り戻した彼は、装填が完了するや、繋がったままの状態で、第二手を打ってきた。
「清子、清子っ」
 今度は清子にも、もっと気持ちよくなってもらいたかった。“正常位”のまま、彼女を激しく愛し貫いて、再び清子に“しぬっ、しぬぅっ”と言わしめた。
「あああぁっ、あああぁああぁぁっっ……!」
 獣のような叫びを挙げて、清子が絶頂に達した。その様子を見ながら、渦を巻いて己を締め付けてきた清子の胎内に、二度目の掃射を岡崎は放った。
「あ、う、うしろ、からっ……んはっ!」
 第三手は、体位を変えた。清子の身体をうつ伏せにしたかと思うと、そのお尻を少しだけ上げさせて、自分の出した“樹液”に塗れる清子の入り口を、“後背位(バック)”の形になって、深々と貫いた。
「うはぅ、おほぅっ、うぉっ、んほぉっ!」
 膣内を貫かれる角度が変わり、清子がよがる声の質も変わった。
「あ、あかんっ、ウチ、このカッコ、あかんぅぅうおおぁああぁぁぁっ……しぬしぬしぬぅぅぅぅっっっ!!」
“後背位(バック)”の形になってから、ものの数分とかからず、清子はまたしても“しぬしぬっ”と口走って、大きく背中を反らせて達した。
 崩れ落ちた清子を、岡崎はそれでも貫き続けた。
「ま、まーちゃん……あ、あかん……ホント、あかんのぉおおぉぉぉぉっ!!」
 連続して、清子は達した。よがり声を挙げる口から、涎をたらして、目を剥きながら、清子は“極楽浄土”へ魂を飛ばした。
「はっ、はっ、はぁっ……」
 お尻を突き出しながら、滑稽な格好で、清子は余韻に浸る。
「あっ、ま、まーちゃん……」
 清子の身体が、三度仰向けにされる。放出を重ねているはずの岡崎の“大樹”は、まだ萎える様子を見せていない。
「す、すごいなぁっ……まーちゃんの、それっ……」
 呆れたように瞠目しつつも、それが胎内に入ってくると、たちどころに淫楽の歓喜で啼く清子なのである。
「ンあっ、ああっ、ま、またっ、しぬっ、しぬっ、しんでまうぅうぅうぅぅっっ!!」
 このまま“正常位”で、清子は数えるのをやめた、幾度めにもなる絶頂を見た。
「あっ、ああっ……こんどは、どんなカッコで、するんや……」
 岡崎が自ら寝そべって、清子の身体をその上に乗せる。
「お、おウマさん、ごっこ、やな……!」
 そう。“騎乗位”である。
「あンっ、こ、このカッコ、ウチ、すきかも……!」
 岡崎を馬に見立てて、その騎乗を愉しむように、腰を淫らに蠢かす清子。自分の好きなポイントを、自分の好きなように突くことができるので、清子は瞬く間に、快楽の虜になっていった。
「まーちゃん、しぬっ、しぬっ、ウチ、しぬぅぅううぅぅぅっ!」
 痙攣に痙攣を重ねて、清子が悶えに悶えている。
「きよこっ……きよこぉおおぉぉぉっっ……!」
 八年という歳月を越えて、再び重なり合った絆を、二人はその肉欲を淫らに燃え上がらせながら、より固く、より深い紐帯で、繋ぎ合わせようとしているのだ。
「は、かはっ……あ、あぁ……」
 “騎乗位”で絶頂に達した清子が、まるで糸の切れた操り人形のように、岡崎の胸の上に、その身体を崩してきた。
「まーちゃん、もう、ウチ、あかん……こしに、ちから、はいらへんの……」
「そう、か」
 さすがに、岡崎の“大樹”も萎えを見せ始めている。連続して濃密なエネルギーを放出し続けたから、当然といえば当然の話だ。
「今日はこれで、打ち止め、だな」
「そやな……もぉ、はげしすぎや……まーちゃん……」
 腰に力は入らないが、腕にはまだ余力がある。清子は、岡崎の身体を強く抱き締めて、幸せの塊を腕いっぱいに、受け止めていた。


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