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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第11話-13

「………」

 ぐちゅぐちゅっ!

「ひああぁああぁぁっ!」
 大和の腰の動きが、激しくなった。もちろん、“G”に受ける刺激も強いものとなった。
「桜子……」
 耳元で囁かれ、さらに、ふ、と息を吹きかけられる。ぶるぶるっ、と桜子の身体が震えて、臀部のお肉にもそれが伝わった。
「!」
 大和の左手が、宙に浮いた。そしてそれは、勢いをつけて一気に、桜子の臀部に覆いかぶさってきた。

 パッチィィィン!

「んひゃあぁん!」
 柔肉を打擲する音が、響いた。じりじりとした痛みが、明らかな快感と化して、桜子の体を更に震え悶えさせた。
「もっと、叩いてあげるよ、桜子……」

 パチィン! パチィン!! パッチィィィン!!!

「んあぅっ! んくぅっ!! ひぁああぁんっ!!!」
「ああ、すごいね……中まで、ひびく……」
 桜子の尻を叩く度に、その振動が中まで伝わって、大和の宝刀に響いてくる。
「最高だ……最高だよ、桜子……!」

 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ!

「んひいぃぃぃぃいぃぃぃ!!」
 下から突き上げる、大和の腰使いが更に激しさを増した。おそらく、一気呵成に果てを越えようとしているのだろう。

 パチン! パチン!! パチィン!!

「んうぅ、おっ、おぅっ、おしっ、おしりっ、いいっ、いいいぃいぃぃっ!!」
 腰の突き上げに合わせるように、小刻みなリズムで叩かれるケツ。まるで、競走馬にするそれのように、最後のデッドヒートを桜子に走らせようと、大和は懸命になっているようにも見えた。
「あ、ああっ、イ、イクッ……や、大和、あたし、も、だめぇっ……!!」
「いいよっ、ぼくも……ぼくも、もう、げんかい、だっ……!」
「う、うんっ……いっしょに、いっしょにっ、イ、キ、たいっ……!」
 “ケツ”を叩かれながら、“G”を穿たれながら、桜子は上昇曲線を描く己の性感をもう制御しようとしなかった。
「さくら、こっ……!」

 ぐちゅぐちゅぐちゅっ!!
 
「んひあぅっ、あっ、や、まとぉっ……!」
 ひときわ激しく、“G”を突いて…、

 パチィン! パチィィン!! パチィィィン!!!

「んふぉっ……!」
 ことさら強く、“ケツ”を叩いた瞬間だった。
「う、ウあっ、あああぁああぁあぁぁ………い、イ、イクッ……イクッ、イクイクイクぅぅぅぅっっっ!!」
 桜子の全身が硬直して、身体に巻きつくその四肢に力が篭もった。
「う、おっ……!」
 その圧力が、大和の宝刀にも襲い掛かり、真髄を極めた一撃によって、切っ先からの激しい迸りを生み出した。それはゴムの鞘によって遮られていなければ、間違いなく桜子の中を遍く場所まで満たして、新たな生命を創り出していただろう。
「さくら、こ……!」
 今はまだ、その願望を叶えるわけにはいかない。しかし、その代わりとして、桜子の体を精一杯抱きしめて、最後の一滴が宝刀から滴り切るまで、ひとつになっていたいと思う、大和であった。


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