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強気な彼女の本音は?
【学園物 官能小説】

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妙な転校生が来た?-9

 後ろの言葉は暗に自分が話したことではない、という意思表示だろう。しかし、そんな美咲の自分へのフォローに気付いた猛は咄嗟に否定の言葉を紡ごうとして、言葉に困った。確かに美咲が言ったわけでもないし、かと言って自分はただそういう話を聞いただけだ。出来れば、こんなことでこの生徒会長に目を付けられるのは避けたかった猛だが結局何を言えば分からずそのまま口を開くことが出来ない。だけど、そんな猛の困惑をよそに京平は肩を震わせ、堪えるように笑った。

「そうか、そんなことを言われてたのか」

「…何もおかしくはないですよ、会長。会長のせいで私達生徒会は変な目で見られることが多いんですから」

 冷たく言い放つ美咲の言葉に、京平はもう堪えることなく笑い出した。一体何がそんなにおかしいのか、そう思ったのもつかの間。猛は美咲が言った言葉を頭の中で反芻していた。
“私達生徒会”
 美咲は確かにそう言った。いや、でも美咲も自分と同じようにまだ1年生だ。それが生徒会だなんて…悶々と考えても仕方ないので、猛はもう正直に聞くことにした。

「上代さんて…生徒会の人間なのか?」

「ああ、言ってなかったっけ?私は生徒会書記よ」

 あっさりと帰ってきた肯定に、猛は何も返すことが出来ない。この生徒会長といい、隣のクラス委員長といい…この学校はどこがずれているような気がしてならなかった。そんな猛の思考中で、京平はふっと笑うのを止めて思い出したように納得の声を漏らした。

「ああ、お前があの変な時期に転入してきた生徒か」

 そう言って笑みを零した京平は猛に顔を向け、自らもう一度自己紹介をし始める。

「ようこそ、上代学園高等学校へ。俺がこの学校の生徒会長の深鉤京平だ。まあ半年くらいだが、よろしくな」

「はあ…どうも。転入生の下鷺猛です」



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