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追憶の欠片
【歴史物 官能小説】

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第一夜-7

これは身体で謝礼をしろということか。だがそうだとすれば先程見せた表情とは辻褄が合わない。

「…」

男は未だ悲し気に自分を見つめているだけで小さく唇を開いてはいるものの、そこからは一言の言葉も発されない。
どうしたものかと琥珀が一人頭を抱えていると、慌てたように青年が口を開いた。

「あぁ…悪い。知り合いに似てたんだよ、お前」

青年は自分から目を反らし苦笑混じりの笑みを浮かべた。両手を上げているのは身の潔白を証明する為だろう。

「早く帰りな。ここはお前の居場所じゃないよ」


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