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追憶の欠片
【歴史物 官能小説】

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第一夜-8

青年にそう言われてしまい、今度は琥珀が苦笑を浮かべる番だった。

(確かにこの人から見たら俺なんてまだこどもなんだろうけど…)

自分だって一応新撰組の一員なのに。琥珀は小さく口を開いて抗議しかけるも、不意に頭に置かれた手にまた何も言えなくなってしまった。訳もなく泣き出しそうになってしまうのは、彼の纏う雰囲気がどことなく兄を感じさせるからか。

「貴方は…どうするんですか?」

一般人だと思われながら自分を気遣ってくれる男性。その優しさに癒されながらも琥珀はハッとして尋ねた。本来なら自分が彼を安全なところへ送り届けるべきではないか。よくよく見れば、ケガも負っているようだ。

「よければケガだけでも手当てしますけど…」

(…っていうか一般人に助けられたなんて琉依さんに知られたら俺笑顔で斬られるんじゃ…)


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