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un.comfortable.
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un.comfortable.火曜日-3

ふと空を見た。星は数える程しかない。夜風が淋し気に木葉を巻き上げた。
―よしっ!
決心した。絶対に部活をやり遂げる事。そして鼻で笑ってやる。『あんなしんどい部活もう沢山!』
友達の一言が蘇る。
『―部活なんて唯の暇つぶし。出逢った友達なんて、どうせ大学行けば忘れちゃうでしょ―』
―忘れない。
というか、忘れられない。そんな簡単に人を忘れられる程忙しくなりたくもない。大人になればこんな決心、鼻で笑い飛ばすのだろうか。
夜風が頬に当たる。ほ照った体はいつしか熱を失っていた。
私はmyチャリにありがとうの心を込めてポンポン、とサドルを叩いた。そして斜め35゜に向かって笑って見せた。それは昨日の朝のそれとは全く違った、決心に満ちた笑顔だった。無論疲労の感は拭えないが。
―明日も早起きしよ。
呼吸を調え、玄関を目一杯開いた。


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