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ガラス細工の青い春
【純愛 恋愛小説】

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 翌日はテスト開始日で、登校すると殆どの生徒が教科書や参考書にじっと目を落としていた。清香が咲と縦に並ぶ秀雄に「おはよ」と声を掛け、席に着こうとすると、咲に首根っこを掴まれる形になり「昨日はどうなったの」と問いつめられた。後から登校してくる留美と幸恵に同じ事を説明するのが面倒だと思った清香は、彼女達が登校してくるのを待ち、昨日の一部始終を話した。
「ひゃー!!じゃぁ両思いだったって事じゃん。何だ、もっと早く告白しとけばよかったのにー!」
 大盛り上がりする咲と幸恵に「ちょっと声でかいですよ」と後ろから落ち着き払った秀雄の声が掛かった。まだ圭司は登校していないから、秀雄は清香と圭司の間に起きた事については何も知らないのだろうと思っていた。しかし秀雄が「昨日圭司からメールがきたぞ」と清香に声を飛ばしてきた。相合い傘をしたあの後すぐに、男三人にメールが回ったらしい。
 少しして圭司と優斗が一緒に教室の前扉から入ってきた。そしてわざわざ窓際を歩いて行く。ぎこちなくなされる朝の挨拶が妙にくすぐったく感じる。優斗は清香の席の横にしゃがむと「良かったな」と言って清香の頭を軽く叩いて去って行った。その声が妙に大人っぽく瞳は優しく、心を揺すった。



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