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生徒はお嬢様
【コメディ 官能小説】

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生徒はお嬢様!?-17

「撫子がいつ起きるか分からないしな……」
 大分疲れているようだし、本当にいつ起きるのか分からない。
「何か暇つぶしが出来ればいいのだが」
 下手に動くことも出来ないし、別のことを考えるというのも限界があるだろうし……う
〜ん、なかなかに難しい……
「むにゃ……んゅ……っ」
「コイツで暇つぶしをするか」
 気持ちよさそうに眠ってるし、多少触ったりしても起きたりはしないだろう。
「じゃ、まずは手始めに――」
 撫子の頬を指でツンツンと突いてみる。
「お、おぉ……」
 撫子の頬はぷにぷにと柔らかい感触で、触れた瞬間指が頬に吸い込まれるような感じだ。
 この気持ちよさは、意外にもずっと触っていたくなるほどの感触だ。
 ツンツン……ツンツン……つん。
 これだけで随分、時間を潰せそうだな。しかし、撫子がいつ起きるとも知れないのだか
ら、今のうちに他のこともしてみよう。
「次は……」
 ふと、撫子の唇が俺の目に飛び込んできた。数時間前に俺のチンコを咥えていた唇。そ
の前日には俺の唇と重なった撫子の唇。それが俺の視界に――
 ぷにゅ……っ。
 撫子の唇に触れてみる。ぷっくりとしていて頬よりも柔らかい。それでいて瑞々しさも感じる。
 今、俺が触れている唇。その唇にキスをして、チンコを咥えられたんだよな……そう考
えると不思議な気持ちになってくる。
 ぷにぷに、ぷにゅ……ぷちゅっ。
「――――っ!?」
 触り方が悪かったのか、撫子が夢を見ているせいなのか、唇を触っていた指が撫子の口
の中に入ってしまった。
「ぬ、抜かないと……っ!?」
「ん、んむぅ……あむ、れる、ちゅ……っ」
 指を引き抜こうとしたのに、撫子に捕まってしまった。指をガッチリと口でロックされ
てしまい歯で甘噛みされ、舌でチロチロと舐められる。
「あむ、んむ、ちゅる、ちゅるる……れろ」
 アイスでも食べている夢でも見ているのか、しつこく俺の指を舐めてくる。
 指がふやけてしまいそうなほど、ペロペロと指を舐められる。チュプ、クチュといった
イヤらしい水音が撫子の口から奏でられる。
「は、早く引き抜かないと――」
 これ以上は拙い。これ以上、撫子に指を舐められ続けられると、俺の理性が大変なこと
になってしまう。それだけは大人としてやってはいけないだろ。
 寝ている相手に軽い悪戯をしている以上、とんだ矛盾を孕んだ台詞だが、それでもこれ
以上は拙いだろ。
 無理やり引き抜くのは歯とかが当たっていたいかもしれないが、それでも自分の理性を
保つため、無理やりに指を引き抜く。
「――――抜けた」
 少し、指が痛かったが、何とか撫子の口から指を引き抜くことに成功した。改めて自分
の指を見ると、撫子の唾液で指がベトベトになっていた。そして僅かながら指の皮がふやけている。
「まったく、こんなにも指を舐めるだなんて、どんな夢を見ているんだよ?」
 アイスを食べるような夢でも、ここまで舐める必要はないと思うけどな。
 まぁ、勝手に唇に指を当てていた俺が言っても虚しいだけか。


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