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僕のハーレム生活
【コメディ 官能小説】

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ハーレム生活の開始-13


 翌日、目覚めたばかりの聡子さんは、自身の状況にパニックを起こしていたが、事前に
振りかけておいた香水のおかげで余計な騒ぎになることはなかった。
 そのまま聡子さんを自宅へと連れ帰り、ハーレム要員として迎え入れる。
 これから先、ずっと僕の家で聡子さんには過ごしてもらおう。仕事については……まぁ、
どうでもいいかな? それはハーレムが完成した時に考えればいいことで、今は他のハー
レム要員を探すことだけを考えておこう。
 そうして僕は聡子さんを待たせたまま、次の候補を探しに外へと繰り出した。

「次はどんな人がいいかな?」
 一人目は人妻、二人目はOL。じゃあ三人目は――女子高生なんてどうだろうか?
 若さ溢れる瑞々しい身体。そして女子高生特有のムチムチ感。悪くはないと思う。
「よし、可愛い女子高生を捕まえよう!」
 他人に聞かれたらすぐさま警察を呼ばれそうな台詞を叫びながらターゲットを探す。
 都合よく、僕が捜し求めている女子高生。そんな子に簡単に出会えるというのだろうか?
「ねーねー、そこのお兄さん」
「…………」
「ちょっ、無視しないでよ! 聞こえてるんでしょ!?」
「……僕?」
「そうそう。あなただよお兄さん」
 何やら馴れ馴れしい女子高生が僕に話しかけてきた。魔法のモテ香水の力が発動してい
るわけではないのに、女性の方から僕に話しかけてくるということは――
「壷なら買いませんけど?」
 高価な物を買わせようとしている質の悪い奴らだろう。僕はそんなモノに騙されたりは
しない。以前の僕なら騙されたかもしれないが、童貞を卒業し、魔法のモテ香水という最
高のアイテムを持っている今の僕に、そんなモノに引っかかる道理はない。
「誰が壷を売りつけるのよ。あたしが言いたいのは、そんなことじゃないっつーの」
 僕の対応が気に入らなかったのか、頬を膨らませている女子高生。高価な物を買わせる
つもりじゃないのなら、一体何のために話しかけてきたのだろうか?
「ねぇお兄さん、今暇? 暇ならあたしと遊ばない?」
 ナンパ? のような台詞を言ってくる女子高生。言っておくけど僕は暇なんかじゃない。
 僕の大事なハーレム要員を探すのが忙しいのだ。
「暇じゃないよ」
「な――っ、お兄さんちょっと素っ気無さすぎじゃない!? 普通、こんな美少女が遊ぼ
って言ってるんだから遊ぶって言うでしょ!」
「自分で美少女って……」
「だって事実なんだもん」
 言われて彼女をマジマジと見てみると、確かに自分で言うだけあってかなりの美少女である。
 彼女の変な態度がなければ、僕のハーレム候補に加えてもいいくらいだ。
「お兄さんも、あたしと遊びたいと思ってるでしょ? つーか、遊んで!」
 執拗に絡んでくる女子高生。何でそこまでして僕と遊びたいと思っているのだろうか?
「遊んだついでに、なにか美味しい物奢って!」
 ……なるほど。そういうことか。彼女は自分の美貌を利用して、相手に物を奢らせてい
るのか。そして僕がその標的にされたと……
 ふーん、それはそれで面白いかもしれない。彼女の容姿は僕の好みだし、ハーレム候補
に加えてもいいだろう。彼女が抱いている思惑をぶち壊してあげよう。
 この魔法のモテ香水の力を使って!
「……分かったよ。君と一緒に遊んであげよう」
「マジで!? やった! お兄さん、最高だよ! あ、そうだあたし日向。宜しくねお兄さん」
「宜しく、日向ちゃん」
 両手をあげて喜びを表現している彼女。ふははは、喜んでいられるのも今の内だけだよ。
 もうじき君は魔法のモテ香水の力で僕にメロメロになってしまうのだから!
 彼女に見えないように自身に香水を振りまく。これで後は、彼女に香水の効果が出るの
を待つだけだ。このちょっと、生意気な女子高生を僕がシッカリと調教してあげようじゃないか。
 ふははは、あーはははははは!

 ――と、まぁ意気込んでみたものの現実というのは実に悲しいもので――
「ほらほら、どうしたの? あたしにチンコ踏まれて喜んでるの?」
「ち、違――っ」
「違わないでしょ。こんなにもチンコを大きくしておきながら言い訳なんて情けないわよお兄さん?」
 グリグリととズボンの上からチンコを踏みつける日向ちゃん。その表情はとても邪悪で……
いや、それは言葉が悪いかな。その表情は妖艶で……実に楽しんでいる顔だった。
「ど、どうしてこんなことになったんだろう?」
 魔法のモテ香水の力で日向ちゃんを調教してあげようかと思ったのに、ホテルに入って
いざエッチをしようとした瞬間、立場が逆転してしまった。
 ただひたすら日向ちゃんに責められる。年下の女子高生になすがままに。
 おかしい。どこで僕の予定は狂ってしまったのだろうか? こんな予定なかったはずなのに。
 魔法のモテ香水の力も効いているはずなのに――


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