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恋愛戦隊ラブレンジャー
【その他 官能小説】

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恋愛戦隊ラブレンジャー-9

『ホントは…前から気になってたんだ。初めてスタジオで顔を合わせた時、君と一緒に仕事出来る事を喜んだ。』
一気に気持ちが引き締まった。緊張で耐えられない…
しかし、さらに言葉を続けるリーダー。
『だけど、君の演技に対して取り組む姿勢や真っすぐな態度を見て、違う感情が出てきた。そして、気が付いたら君の事を目で追っていた…』
嬉しい…
役者として、そして個人としての私を見てくれていた。
『リーダー…』
『リーダーっての、止めて欲しいな。今は健太でイイよ…』
それが合図だった。優しく抱き締めてくれた。手が震えてる。
『緊張します…』
『僕も…』
ガチガチになる二人。彼の顔が近づく…
『イイ…?』
小さくうなずく。優しく触れた唇。ホントに触れただけ…
もどかしさに、唇を離す。
『イイんですよ…全て…』
こうでも言わなきゃお互い先に進めそうにない、そう思った。
『杏子ちゃん…』
その一言で、覚悟を決めてくれた。また唇が触れた。そして、何の抵抗もなく舌が交わる。
…ぷちゅ、くちゅっ
私は大して経験がない。でも、彼の一生懸命な動きに合わせ、絡め合わせる。
『んんっ…』
『あっ、ごめん…痛かった?』
口を離し、聞いてくる。
『違うの…気持ちイイの…』
自分で言って、恥ずかしくなる。つい、顔を伏せた。それを見た彼が、私を抱き締める。そしてまた、唇を重ねる。
私の唇が吸い込まれる。もう、立ってられない。腕から力が抜け、背中から倒れこむ。
『あはぁっ…』
淫らな声。虚ろな瞳。全て、彼の優しさに対しての返答。それに応えて欲しい欲求の表れ。
『健太さん…』
抱き締める腕に力が入る。こんなに近くで彼を感じる。そう思うだけで自然と力がこもる。
『杏子…ちゃん…』
Tシャツの隙間から、彼の手が滑り込む。背中に感じる指の温もり。
暖かくて優しいそれは、そのまま前に回った。ブラ越しに撫でられる胸。ピリピリした感覚を私に与える。
『はぁぁっっ…』
目を閉じて、彼に集中する。全ての神経が胸に集まったかの様に、僅かな指の動きに対しても、体が震える。
…ちゅくっ
…ビクッ!
首筋に感じた生暖かい物体。不意に襲い掛かったそれに、異常なまでに反応を示した体。
『はっ…あはぁっっ…』
それでも目が閉じたまま。今以上の快感を受けたい。その気持ちの表れだった…
『Tシャツ…イイかな…?』
彼が耳元で囁く。感じる熱い吐息。それだけで緩やかな電気が走る。
『おねがい…』
聞き取れないくらい、小さな返事。でも、感じ取って欲しかったから。
胸から手の感触が消える。分かってくれた。彼がTシャツを捲り上げる。
…ぴちゅ
『かはぁぁぁっっ!』
間髪入れずに唇が吸い付く。おへその辺りにあったそれは、徐々に私の体を上り、脇腹へと到達した。
…ぷちゅ、ぴちゃ、ぺちゅ
『はぁっ…あくっっっ!』
何度となくついばんでくる。さらに、二の腕に湿り気を感じた。
…ぬるんっ
『くあぁぁぁっっ!』
よじれる。人の体の限界まで身を捻り、快感の群れに耐える。
しかし、それも時間の問題だった。彼の手がブラを捲り、直に胸を攻め始めた。
『あぅぅぅっっっ!』
指が這う。それだけで、至高の快楽。そしてついに、堅く立ち上がった頂点に届く。
『はぁぁぁんっっ!』
かすっただけ。それなのに稲妻が走る。もう止まらない波。目の前まで迫っている。
…きゅっ
『んんんっっっ!!』
…ビクビクッッ!
指で挟まれた瞬間、意識が飛んだ。闇より深い漆黒。そこに飲み込まれた私。
気が付いたら、太ももに冷たさを感じる。行き場を失った歓喜の蜜がショーツから染み出し、ハーフパンツを濡らすまでになっていた。
『杏子ちゃん…大丈夫…?』
優しい声。直接、心に届いてきた。静かに目を開く。
『けん…た…さん…』
力なく抱きつく。彼も背中に腕を回す。
安心した。そう思い、彼に身を預ける。
『当たってる…』
ジーンズ越しにでも分かる張り詰めた隆起物。私の手がベルトに伸びる。


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