いしいさん-1
きょうしつの みんなも せんせいも きらいな ひとが もうひとり いる。
いしいさんだ。 でも そのひとには みんな ひどいことを しない。
みんな そのひとを おそれて いる。でも それを かおに ださない。
あるひ せんせいが いしいさんの ところに ぼくを つれて いった。
いしいさんは ぼくが いじめられていると いった。せんせいは ちがうと いった。
ほんにんの せいだと いった。 ほんにんって だれだろう。はんにんの ことかな。
いしいさんは ぼくを かうんせらあしつ というところに つれていった。
そこで ぼくは いろいろな ことを きかれた。
いしいさんは せんせいの ところに ぼくを つれていって いった。
「このこは きょうから ばけものがかりに します」
そして ぼくに きのふだを くれた。ぼくの くびに ひもで さげて くれた。
そのふだには ばけものがかりと かいてあった。
すると せんせいは きゅうに やさしくなった。
ぼくと きょうしつに はいってから みんなに むかって いった。
ぼくが きょうから ばけものがかりに なったと いった。
みんな おどろいた。 それから みんなは かわった。