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ばけものがかり
【ファンタジー その他小説】

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ぼくのこと-1

ぼくは はしるのが おそい。だから すぐ おいつかれて しまう。
そして らんどせるを つかまれて ころばされて しまう。
そして みんなで ぼくを ふんづけたり けったり する。
ぼくは すぐ よごれる。こくばんけしを ぼくのからだで そうじするからだ。
ごみばこの なかに いれられるからだ。
きゅうしょくが ぼくの ばんで こぼされるからだ。
みんなは ぼくを ばいきん という。ぼくの つくえは いつも きたない。
いつも きょうしつの うしろで いすと いっしょに ひっくりかえって いる。
せんせいは ぼくが きらいだ。ぼくを みるとき いつも いやな かおを する。
ぼくが ぼんやりして せんせいの はなしを きいてないからだ。
よばれても すぐ へんじを しないからだ。しつもんに すぐ こたえないからだ。
ぼくの あいてを すると じかんが かかるからだ。
みんなが ぼくを きらい なので せんせいも きらい なのだ。


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