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最後の贈り物
【姉弟相姦 官能小説】

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終章・最後の贈り物-12

「あっ..あっ..あっ..輝...いいわ....」
菜摘は体を倒して輝にキスをして舌を絡め合った....輝は菜摘のお尻を掴み激しく腰を突き上げた....
「あっ..輝..イク....ねぇ..輝..一緒に....一緒に....」
「ああっ..僕も....我慢出来ない....イクよ....菜摘..菜摘..イクゥ....」
輝が菜摘の中で弾けると同時に菜摘は昇りつめた....
二人はキスを重ねながら余韻に浸っていた....
「輝....好き....」
「僕も....愛しているよ....菜摘....」
「嬉しい!」
菜摘は輝を上から抱きしめた....菜摘の中に入ったままの輝のモノが力を取り戻していた....
「もう一回いい?」
「えっ?一回でいいの?」
「そっ....それは......」
輝が恥ずかしそうに笑うと
「輝が満足するまでシテいいのよ!」
その夜....二人は朝が白み始めるまで交わり続けた....



十日程して試験が終わった輝が来る日に
「菜摘ちゃん嬉しそうだね!何かいい事あったのかい?」
菜摘は食事の材料の買い物をしている時に声をかけられた。
「別に....いつもと一緒ですけど....」
菜摘が答えると
「そうかなぁ....」
その人は菜摘の買い物カゴを見て
「なんだぁ!旦那さんが来るのかぁ!だから嬉しそうなんだね!」
「そんなぁ....関係ないですよ!」
菜摘は口ではそう答えたが嬉しさを隠せなかった....

「ただいま!」
輝はそう言って入ってきた。
「お帰り!」
輝を笑顔で迎えた菜摘は本当の夫婦のように思えて嬉しかった。
「何か食べたい物ある?」
「ナツ姉ちゃん....」
輝は思わずそう答えそうになり慌てて
「何でもいいよ!ナツ姉ちゃんが作ってくれる物なら!」
そう言い直した。
「輝!」
菜摘が不満そうな顔をした。
「どうしたの?」
「名前で呼んでくれる約束でしょ!」
菜摘は唇を尖らせて拗ねてみせた。
「ゴメン....忘れてた....」
「輝のバカ....罰として今日はHなしよ!」
「えっ!そんなぁ....ずっと禁欲生活を送っていたのに....」
輝がシュンとした....
「えっ?ハル姉とケンカでもしたの?」
「そうじゃないけど....そんな雰囲気にならなかった....」
菜摘は輝を一人占めしていたぶん遥香と輝がラブラブな夜を過ごしていると思っていたので意外だった。
「卒論のための資料集めとか、レポートとかいろいろ忙しかったんじゃないかな....あと僕の試験もあったし....」
輝が慌ててフォローしたので
「なんだぁ!そうなの?心配したじゃないの!」
菜摘は口ではそう言ったが違う事を考えていた。
(もしかして....私に遠慮して....)
菜摘が真っ先に考えたのはそれだった。遥香の性格を考えれば納得出来る。それか菜摘の癌が再発したのは姉弟三人での禁忌な関係に引きずり込んだから....などという的外れな責任を感じているかである。どちらにしても今の菜摘にはどうする事も出来なかった。今日はHなし....そう菜摘が言ったためか....輝は隣で寝息を立てていた。
「いくら..今日はHなしって言ったからって....本当に何もしないで寝ちゃう事ないじゃない....輝のバカ....」
菜摘は輝への悪態を付いて眠りについた。


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