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【寝とり/寝取られ 官能小説】

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 アオキは肩に回した手に力を込めてマドカのやや細い体を抱き寄せ、顔を寄せていった。
 マドカは、突然の告白に驚きと戸惑いと、そして興奮なのか、体を硬直させたまま何も出来ずにいる。
 何も出来ないまま、マドカの唇にアオキの唇が――触れた。
 マドカはその瞬間ピクリと震えたが、目を閉じたまま動かない。
 アオキが、セーターの上から、マドカの胸に手を添えた。
 思わず、マドカが唇を離す。

「ああっ、アオキさんっ、駄目っ!」
「マドカちゃん、今、すっごく綺麗な顔してるよ?」

 アオキが胸に手を添えながら、再度マドカにキスをしていく。
 今度は、唇に触れるだけではなくて、口元を動かし舌を侵入させているようだ。
 マドカが苦しそうに口元をモゴモゴと動かしている。
 アオキの舌に口内を犯されてしまっているのだろうか。
 マドカは苦しそうではあったが、それでも口を離そうとはしなかった。
 いつの間にか、セーターの上にあったアオキの手が、その下にスルリと滑り込んでいる。
 マドカは、んんっ、と唸り声を上げた。アオキの手が、マドカの胸の付近で盛んに動いているようだ。少し衣服が捲れて、マドカの下腹の白い色が俺の目についた。

「マドカちゃんの胸、意外と大きいねぇ。それに、こんなに柔らかいし」
「ああ……いやぁ、口に出して言わないで」
「俺、たまんないよ。マドカちゃんの胸触れるなんてさ。ねぇ、俺のも、頼むよ」
「……えっ?」
「手でさ。練習、するんだろ?」

 マドカが催眠術にでもかけられたように、アオキの股間に細い手を伸ばしていく。
 アオキも興奮しているのか、その様子を熱い眼差しで見つめている。
 マドカの白く細い指が、アイボリーのチノパンのファスナーをスーッと下ろした。 
 そして、その奥のトランクスの隙間から、アオキの黒ずんだ硬直を取り出す。
 取り出し終えると、マドカはその硬直にしばらく黙って視線を落としていた。 
 見つめるマドカの瞳が、気持ち潤んでいるように見えた。 


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