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溺れる爪痕
【ファンタジー 官能小説】

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愛撫-9

 額に手を当て呼吸を整えようにも、足の上に置かれたアズールの手が熱い。

「名前、何にしようか」

「・・なま、え?っ、は」

「やっぱり女の子らしい名前がいいかな」

「な、んでも・・・っひ、んっ」

自分ではちゃんと動かしているつもりでも、声は上手く言葉として口を着いてはこない。

添えた手を膝の裏に回されただけで鳥肌が立つほど全身が震え上がった。

「そんなに感じる?」

「え・・・」

「君の飲んだ薬。催淫剤の試作なんだ」

「さい、い・・・」

「効くまでに結構時間が掛かったから効かないんだと思ったんだけど。それとも君が元々敏感なのかな?」

「違っ・・・っ」

「うそうそ。冗談だよ。そういう薬なんだから、そうならなかったら俺の調合ミスってこと。さあ、診るから足を開いて」

「・・え、・・・あっ・・」

両の内側に滑り込んできた掌が少女の足を持ち上げ、そっとソファーのひじ掛けに乗せた。

ワンピースのような薄いティーシャツだけを身に付けていた少女は足を左右に開かれ局部が丸見えの状態になる。

見ないで!と叫びそうになる口を両手で押さえ、固く目を瞑った。

少女の局部は無毛で薄い桃色の襞は白い肌によく映える。


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