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最後の贈り物
【姉弟相姦 官能小説】

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序章・初めては寝てる間に-2

輝が遥香の後ろをカゴを持って歩いていると
「あれっ!今日は彼氏と買い物かい?」
惣菜を並べていたオバサンが遥香に声をかけた。このスーパーに買い物に来るので顔馴染みになっていたのだ。
「イヤだぁ!弟ですよ!」
遥香が照れたように言うと
「弟ねぇ....」
オバサンは輝を見つめて
「そういう事にしておこうね....ゆっくりと買い物していってね!」
オバサンはそう言って仕事に戻った。
「輝を....彼氏だって....」
遥香が嬉しそうに言うと
「ハル姉ちゃんは彼氏がいないの?」
輝は思わず一番聞きたい事を口にしてしまった。
「悪い?」
遥香が少し拗ねたように言うと
「別にそんな事は....」
輝が困っていると
「輝はどうなの?彼女はいるの?」
遥香が興味深そうに聞いた。
「いない....」
輝が小声で呟くと
「人の事は言えないじゃないの?」
「そうなんだけどね....」
輝は恥ずかしそうに頭を掻いた。
「ナツ姉ちゃんはもう結婚しているから....ハル姉ちゃんに彼氏がいてもおかしくないと....高校時代に何人にも告られたって聞いてたから......」
実際、遥香は何度も告白されていた。しかし全て断っていた。その事を知らない輝は、遥香と双子の菜摘が二年前に結婚していたので、当然遥香にも彼氏がいると思っていたのだった。遥香に彼氏がいないとわかって、輝は少し安心した。


「本当はいけないんだけど....今日は特別ね!」
そう言って遥香はワインを出してきた。
「輝はお酒を飲んだりしているの?」
「友達の家に泊まった時に飲んだ事があるけど....僕....弱いみたいで....すぐに眠くなるから....あまり飲まないかなぁ....」
「お腹に何か入れておけば少しは大丈夫よ!さぁ食べて!」
「うん..ありがとう!いただきます!」
輝はそう言って、遥香の手作りの料理を口に運んだ。
「美味い!」
輝は思わず口にした。
「本当に?」
「うん!」
輝が頷くと
「ありがとう!」
遥香は嬉しそうに笑った。
遥香が作ってくれた料理は輝の好みに合っていて、食が進んだ。遥香もワインを飲んだせいか珍しく饒舌だった。今まで一度もした事のない恋愛話も聞いてきた。初恋はどうだったとか、クラスに可愛い子はいなかったのとか....輝は初恋は遥香で、ずっと遥香に片思いしていたので恋愛話などないので適当にごまかしていた。
「珍しいねハル姉ちゃんがこんな話しをするなんて....」
「そうかな?」
「うん....ナツ姉ちゃんはよく聞いてきたけど....もっともナツ姉ちゃんはお酒を飲んでいないシラフの時でも聞いてきたけどね!」
「ナッちゃんが聞いてたら怒るわよ!」
「そうかな?」
「うん!」
その後二人で大笑いした。




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