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お日様ジャッジ
【その他 官能小説】

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-3

「そうだね……抱くなら断然女の子だね」

 不思議な事に男を抱きたいと思った事は一度もない。

「陽ちゃんとセックスしたいとかは?」

「う〜ん……セックスしてる陽太をセクシーだとは思うし、抱かれてる女の子をズルいとは思うけど……」

「ズルい?」

「だって、女の子ってだけで無条件で陽太に愛してもらえるじゃないか……ズルいよ」

 『ズルい』の所でギリッと指に力を入れて乳首を捻る。

「きゃあんっ……美夜もズルい子?」

「そうだよ?美夜は陽太の彼女史上、一番のズルい子」

 陽太好みの小柄な体型に豊満な胸、これぞ女の子な美夜に僕は太刀打ち出来ない。

「夕ちゃんから見た美夜は陽ちゃんの彼女だったんだ……」

「陽太のお気に入りの彼女だったよ」

「へへ……嬉しいな……」

 寂しそうに笑う美夜に胸がキュンとする……こんな表情ひとつで男心をくすぐるんだから……やっぱり、女の子はズルい。

「で?陽ちゃんとセックスしたい?」

「え?ああ……そうだな……出来る事なら陽太を抱きたいけど……どっちかと言うと……僕だけを見ていてほしい……かな?」

 僕は美夜の乳首を弄りながら答える。

「はぁんっ……それって…恋とはちょっと違うかもね……あん」

「うん……僕も話してて少し思った」

 こんな話、他人とは出来なかったから当たり前なんだけど、口に出して話すと少し客観的になれるみたいだ。

「んぅ……いつから好きだった?」

「ん〜陽太に彼女が出来た時だから……中2?」

「あぁんっ……独占欲かもね?」

 ああ、成る程……それなら納得出来る。

「離婚した母親が再婚する時の息子の気持ち?」

「ふふふ……そんな感じ……」

 だとしたら死ぬ程悩んだ僕の青春時代は何だったのだろうか?

「抱きたいって思ってる時点で恋だと思うけど……3分の1ぐらいは独占欲なんじゃない?」

 僕が手の動きを止めたので、不審に思った美夜が躰をこっちに向ける。

「ごめん、偉そうに余計な事言った?」

「いや……なんか……ショックと言うより……少しスッキリ……」

 僕は美夜の首筋に額を乗せて大きく息を吐いた。


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