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お日様ジャッジ
【その他 官能小説】

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「あーあ……何で美夜にはバレたかなあ」

 こんな感情、誰にも知られたくなかったのに何故だか美夜には分かったらしい。

「美夜はお馬鹿さんだけど、人の気持ちには敏感なの♪」

 だったら今の僕の気持ちも察して欲しい……頼むからほっといてくれ。

「あ、今『だったら、ほっとけ』とか思ったでしょ?」

 僕はにっこりと極上の笑顔を美夜に向けた。

「分かっているなら何処かに行ってくれると嬉しいな」

「んふ♪ヤダ」

「君ね」

「美夜だって一応、失恋したんだも〜ん。一緒にたそがれちゃってもいいじゃない」

 美夜の言葉を聞いて、僕は極上の笑顔を驚きの表情に変える。

「……本気だったの?」

「もーう!夕ちゃんまでそんな事言う!美夜はお馬鹿さんだけど、軽々しく誰とでもセックスしたりしません!」

 美夜は不貞腐れて横を向く。

「美夜は陽ちゃんの彼女のつもりだったの!陽ちゃんにとっては違てったみたいだけどね!」

 明るい口調で話す美夜の頬を、一筋の涙が流れた。

「一生懸命に好きって言っても……伝わらなかったんだもん」

 ふえぇぇん、と顔を崩して泣き出した美夜の頭を慌てて引き寄せて胸に押し付け、僕は図書室内の冷たい視線を背中に受ける。

「罪な男だよねえ……陽太は」

「グスッ……ホントぉ」

 2人とも彼の幸せに影ながら協力したのに、彼はそれに全く気づいていない……斬首刑ものだ。

「美夜、気晴らしに付き合わない?」

「……行く……」

 僕が腕を差し出すと、美夜は顔を隠すようにそれにしがみついた。



「ああん」

 で、結局こうなるワケだ。

 僕らは気晴らしにバイキングレストランへ行き、やけ喰い、やけ酒をして、酔った勢いでラブホテルへ直行。
 今はバスルームで美夜の躰を泡だらけにしてる。

「ねぇ、美夜は朝陽に妬いたりしない?」

「あん……んっ……妬かないよ?朝陽ちゃんも好きだもん…あぅ」

 泡にまみれながらの会話も面白い。
 僕は後ろから美夜の躰に手を回して、揺れる豊満な胸を愛撫する。

「んっ……夕ちゃんはぁ…あんっ……男の人が好きなワケじゃないんだ?」

 美夜は少し首を捻り、僕を見ながら問いかける。


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