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〈聖辱巡礼〉
【鬼畜 官能小説】

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〈聖辱巡礼〉-7

『い……痛……』

「す、すみません!!大丈夫ですか…?」


黄ばんだTシャツに、ゴムの伸びたジャージ……汚い服を着て、寝転ぶ男性に駆け寄り、梨沙子はしゃがんで顔を覗き込んだ。


「だ、大丈夫…ですか?」

『………………』


男性は上体を起こし、しかめっ顔のままで梨沙子を見ていた。
慌てふためく梨沙子の顔を見つめ……その視線は次第に下へと向けられ……しゃがんで開放寸前の、太股の隙間へと視線を向けていった。


「あ!!……すみ…すみません。大…丈夫…ですか…?」


男性の〈視線〉に気付き、梨沙子は慌ててワンピースの裾を押さえ、恐る恐る気遣いの言葉をかけた。


『だ、大丈夫だよ……痛てて……』


男性は辛そうに立ち上がり、腰を押さえて崩れそうになりながら、梨沙子の自転車に寄り掛かった。


「む、無理しないで!!私、誰か呼んできましょうか?」


梨沙子は半泣きの顔になり、男性の腰を摩り、助けを呼ぼうと駆け出そうとした。


『大丈夫。すぐそこが家だから……この自転車、杖の代わりに使わせてくれ……』


男性は、自転車に寄り掛かったまま、ゆっくりと歩き始めた。
梨沙子もまた、男性に寄り添い、一緒に歩いていった。



『ここだ、この家だ』


30メートルも行かない距離に、男性の家はあった。
こじんまりとした二階建ての家が、細い路地の奥に建っていた。
屋根や外壁に錆の浮いた疲れきった家ではあったが、キャラクター物の真新しいタオルなどが干され、一応の生活感は感じられる。


「あ、あの…私、ここで……」


家まで届けた安堵感からか、梨沙子の“気遣いの心”は薄れていた。
余裕のあった時間は、残り少なくなっている……今直ぐにでも男性の手から自転車を奪い取り、駅へと駆け出したくなっていた。


『玄関を開けてくれ……おわたた!?』

「キャア!ゆ、ゆっくり、慌てないで!」


男性は、ヨタヨタと玄関の中に崩れ落ち、四つん這いで家へ入っていった。



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