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〈聖辱巡礼〉
【鬼畜 官能小説】

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〈聖辱巡礼〉-13


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『梨沙子……遅いな……』


琢也は約束の駅で、一人待っていた。
二人で乗るはずだった電車は既に発車していたが、それでも待っていたのだ。

あの長い髪をなびかせて、梨沙子が駆けてくるのを期待し、イライラするのもおくびにも出さず……そんな琢也の視界に現れたのは、梨沙子ではなく幹恵だった。


『オッス!一人でどうしたの?』


いつものように、飾らない幹恵がそこには居た。
言葉遣いや態度はいつも通り、しかし、纏う衣服はいつもとは別人だった。


シンプルな白いブラウスに黒いスリット入りのレザースカート。
その丈はあまりに短く、目のやり場に困る代物だ。
そして黒いロングブーツは長い脚を更に際立たせ、とても教師とは思えない色香を発散させていた。


『もし良かったら一緒に買い物行かない?良かったらだけどさ』


琢也の視線は幹恵に釘付けだった。

同級生には決して出せない大人の魅力。

派手さはないが、要所を押さえたメイクは、梨沙子とは別格の可愛らしさと、迫力にも似た色気に満ちていた。


『私の服を選んで欲しいの。琢也さんて服のセンス良いんだって?女子が言ってたわよ』

『そ、そんな。俺ってセンス最悪ですよ』


琢也は誘われるがまま、幹恵の車の助手席に座った。
デートをすっぽかした梨沙子を待つ理由はなく、幹恵の誘いを断る理由もない。
琢也の頭の中から、梨沙子は消えてしまっていた……。

『……あの、先生…』


突然、思い出したように琢也は話した。


『二人でいるの誰かに見られたら、マズくないんですか?』


その言葉に幹恵は確信した。
琢也は自分に特別な感情を持ちはじめている事を。
自分をただの教師と思っているなら、誰かの視線など気にする必要はない。
だが、恋愛感情があるなら話は別になる。
教師と生徒でなく男と女の関係ならば、それは他人には知られたくない事だ。


『県外のお店に行くから大丈夫よ……誰かに見られたら困るの?』


琢也の不安に答えながら、少し思わせ振りな言葉を交えて幹恵は笑った。
安心と興奮の入り混じった表情の琢也を乗せた車は、高速道路のインターへと吸い込まれ、そのまま滑るように消えた………。




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