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たそがれ天使
【痴漢/痴女 官能小説】

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後編-1

 ×     ×     ×

「さすがに、よく効くわねぇ、コレ」

 感心しているのか呆れているのか、どちらともとれるような呟きと同時に女は立ち上が
った。スプレーをソファの隅に転がし、上着を脱いで壁際のスツールに放り投げる。
 白いブラウス姿を鏡に映して、よしっと小さく頷くと、女は、まだ開いたままだった扉
を閉めに行った。そして、近くの床に置いてあった黒のトートバッグを持ってソファまで
戻り、再び男の隣に腰を下ろした。

(あら、そんなに焦ることはなかったわね)

 女は脚を組み、左手首に嵌めた腕時計を外して、ふうっと息を吐いた。続いて、何も載
せていない空のスツールを引き寄せテーブルとソファの間に置き直すと、バッグから、何
に使うのか、小さな瓶や袋のような物を何種類も取り出して、さっき男に噴きつけた小型
のスプレーと、腕時計と一緒にその上へ並べていった。

(道具はこれでオッケーだけど、次はちょっとしんどいな…)

 女は、一人勝手に納得して、気を失ったままの男の身体を引き起こし、ソファの背に凭
れさせた。続いて、男の両足首を掴んで膝を伸ばし脚を閉じさせると、ベルトの留め金に
手をかけて緩め、一気に引き抜いた。
 ボタンを外してファスナーを下ろす。ボクサータイプの紺色の下着が布地から覗いたが
女は構わずに、腰の部分を両手で掴んで綿パンを脱がしにかかった。
 尻が引っ掛かって酷くやり難かったものの、尻を前の方にずらしてソファとの間に隙間
を作り、膝まで引き下ろしてしまうと、後は両方の裾を同時に引っ張って楽に脱がすこと
ができた。

(準備完了ね、そろそろ始めますか)

 そうやって心中に気合いを入れた女は、男の右隣からピッタリと張り付くように身体を
寄せ、あごを片手で持って自分の方に向けると、だらしなく半開きになった男の唇に吸い
つき、残った方の手で下着の上からあそこをまさぐっていった。

(まだ始めたばっかなのに、こんなに元気にしちゃって…)

 下着の中の膨らみの大きさを確かめながら、女は、ちゅぱちゅぱと音を鳴らして男の唇
を吸い上げ、唾液を塗りつけていく。ほんの十数秒も経たないうちに、その膨らみが盛り
上がって棒状に変化していった。

(男の人は、単純でいいわよね)

 手のひらをあそこの膨らみに添えて軽く握りながら擦っていくと、下着の上から触って
もカリの部分がハッキリわかるくらいまで、あそこが堅くなってきた。女は、男から身体
を離して立ち上がり、足先の方にしゃがんで紺色の下着をすねの辺りまでずり下ろした。


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