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遊戯〜姉妹姦獄
【鬼畜 官能小説】

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〈惨華(さんか)〉-8

『ちょっと臭いを嗅がせろ……ボディーシャンプーのイイ臭いだぁ』

『わ、私にも……クンクン……ウヘ…へへへ……』


まだ寝ているのを好い事に、リーダーは彩未の脚を拡げると、股間の膨らみに鼻を近付けて臭いを嗅いだ。それを見た小太りのオヤジも、荒げる鼻息を吹き掛けながら股間に近付き、その臭いを嗅ぎ回った。
もしも真っ当な人生を歩んでいたなら、彩未くらいの年齢の娘がいてもおかしくはない。
幼い少女の下半身に顔を近付け、含み笑いをしながら臭覚で楽しむ様は、正に変態。
何処にも弁明の余地など無い獣以下の畜人ばかりだ。


『ほっぺにキスしようかなぁ?』

『これはブラの感触ですかな?あまり弾力がないですねぇ』

「ん…ッ……んんッ…」

『見てくださいよ。花弁が綺麗に仕舞い込まれてますよ?』


髪を撫でられて頬に口づけをされ、胸を触られながらパンティーの股布を捲られ、秘密の肉塊を覗き見される……いくら薬品で気絶していたとしても、これだけ触られてしまえば意識は戻っていく……目覚めなければ見る事もない《悪夢》に、彩未は引き込まれてしまった……。



「う……んはッ!?……はあぁ!?」


薄く目を開けた彩未……無数の気配に慌てて飛び起き、身体を起こして辺りを見回す……薄暗い部屋に犇めくオヤジ達の顔は、オレンジ色に照らされて、赤い悪魔のような形相でジッと見ている……それはホラー映画のワンシーンのようで、とても現実とは思えない光景……ペタンと座り込んだまま、口をポカンと開いて困惑の瞳を右往左往させている彩未は、まだ状況が飲み込めていないようだ。



『なんだよぉ。せっかく彩未ちゃんを“可愛い可愛い”してたのに……』

「!!!!」


彩未の目の前に、立ち塞がるようにして顔を覗き込む男……あの時に声を掛けてきた“あの男”だ……悲鳴をあげるより速く襲い掛かり、車の中に引きずり込んだ男達……あの血走った瞳、卑猥に過ぎる台詞を吐いた男達だ……彩未は後退りして男から離れようとしたが、何かにぶつかって逃走は阻止された……怯えきった表情で見上げた先には、見るも悍ましい表情をした小太りなオヤジが見下ろしていた。


『……水色のパンティー穿いてるんだねえ?ウフフフ……』

「!!!!」


オヤジの一言に彩未は頭を殴られたような衝撃を受け、ギョッとした顔を取り囲むオヤジ達に向けた……口から出任せでは、下着の色は当たるまい……自分が寝ている間に、このオヤジ達は見ていたのだ……それは、クラスの男子がやる悪戯なスカート捲りとは明らかに異なる……オヤジの瞳には、彩未の性への〈本気〉が見えたのだ……。


「た、たす……離しッ…!!やあぁぁ!!!」


生まれて初めて、彩未は女性としての恐怖に襲われた。
女の子としての魅力を売り、異性の目を意識した発言を強いられる仕事をしていても、あまり自分の性を意識する事はなかった。
メイクアップを決め、可愛らしい衣服を着飾り、媚態紛いのポーズや振り付けを大人達の前で披露する日々。
撮影会や握手会に集う人々の中に、確かに中年男性の姿は珍しくもなかったが、まさか“こんな目”で見ていたとは思ってもおらず、犯罪への一線を越える集団が自分を狙っていたとも知らなかった。



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