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お隣さん
【若奥さん 官能小説】

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紀子の場合2-2

 寝室の時計の針はもうすぐ10時なろうとしている。

 私はお風呂からあがり、髪もろくに乾かさないで寝室のベッドの上でねっ転がった。側には今日買ったあのローターがある。

 私はドキドキしながらその時を待った。

 もうすぐ。もうすぐ薄い壁の向こう側から聞こえてくる。

 そして――

 『ちょっと......待ってお願い……あっ……ダメだってば』

 始まった。お隣さんから聞こえる甘く切ない声。
 あれ以来、お隣さんからは毎日卑猥な会話が聞こえてくるようになった。しかも決まって時間は10時過ぎ。

 初めは奥さんがいるのかと思ったけど、壁から聞こえてくる女性の声はいつも違う人。そしてお隣さんも彼女たちに合わせて色々と責め方を変えているみたいだった。
初日はS気のある責め方だったけど、次の日は普通に楽しい声が聞こえていた。

 全部その会話を聞けたらいいんだけど、やっぱり全部は聞こえない。それでもお隣さんの会話を聞くだけで私の体は刺激を求める。満足していたのは初めのうちだけ。今は同じ攻め方ばかりしているせいか刺激が少なくなった。

 刺激を与え続ければそのうち頂点に達してしまうけど、私が求めているのは生理現象じゃなくてもっと感情的な現象。

 私の頭の中ではいつもお隣さんが私を求めている。
 お隣さんの細く少し骨ばっている手が私の胸を揉み、体に舌を這わせて私の隅々まで舐めてゆく。けど実際触っている私の手は細くもなく、骨ばっていない。体を舐めまわすのは限度があり、せいぜい指を唾液まみれにするのが精いっぱい。濡れている蜜壺に人差し指を入れて奥まで突き刺してほしいが、実際私の指では奥まで届かない。もどかしい気持ちが邪魔をして、頂点に上り詰めてもまだ足りない。

 妄想と与えられる刺激が伴っていないから、今1つ感情的になれない。

 私もお隣から聞こえてくるような甘美な声を出したい。
 彼に抱かれる女性はいつも私以上の刺激を与えられている。彼女たちの声を聞いているだけで、お隣さんがどれだけ女を悦ばせることに長けているかが良く分かる。

 本当は彼に触れられるのが一番の快感なのだけれど、流石にそれは出来ないし、かといって毎日同じ攻め方をしていたら体が慣れてしまった。時々違う攻め方もしてみたけど、前のように大きな刺激を迎える事は出来ず、頂点に達してもまだ体は満足しなかった。

 今日、届いたばかりのローターのスイッチを弱に合わせる。低いモーター音がして、卵型の小さなヘッドが小刻みに動き始める。一瞬止まっているのかと思って触ってみると指先から振動が伝わる。

 私はそれを右の乳首にくっつけた。

 「んっ!」

 それは想像以上の刺激で、一瞬で乳首が固くなった。
 初めての快感。人に触れられるよりもはるかに気持ちが良く、左の乳首の内側がむずがゆくなってゆく。今度は左の乳首にくっつける。

 「ぁっ!?」

 声を押し殺すだけで精いっぱい。
 私は早速太ももをこすり、体をくねらせて、刺激を堪能した。

 すぐにそこに触れたくて、そっと手を伸ばす。陰毛に優しく触れ、割れ目に指を沿わせる。

 それは自分でも驚くほどの量で、まだ蜜壺に届いていないというのに蜜が全体に広がっている。

 蜜壺の入り口を指で触ると、濡れているレベルではなかった。
 熱いヌルリとした愛液が指に絡まる。


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