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お隣さん
【若奥さん 官能小説】

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紀子の場合2-3

 中がどうなっているのか確かめたくて指を入れた。

 「あ……」

 そこは熱を持った内側が膨張してとても狭くなっていた。自分の指が締まっていくのが良く分かる。

 『ふふっ。何だか猫みたいでかわいい』

 お隣さんから聞こえる嬉しそうな声。だけどその声の中には甘い吐息が混じっている。

 『じゃ、もっと舐めさせて?』

 『あ……んっ!ダメっ……ご主人様の言う事は聞きなさい……』

 笑っている。でも確実に彼女は彼の手に翻弄されている。
 彼は彼女のためにご奉仕をして、彼女を悦ばせる事に一生懸命なのだろう。

 彼女の腕に抱かれながら、優しく胸を舐める彼。きっと本当に猫がミルクを舐めるみたいにピチャピチャと音を立てながら、彼女の乳首を舌で味わっている。

 舐めてほしい。だけど胸から伝わる刺激は舐める以上の効果があった。

 弱い振動でこれだけ気持ちがいいのだから、強にしたらあまりの気持ちよさに胸だけでイッてしまうかもしれない。

 お隣さんから聞こえる会話はだんだん卑猥になっていくが、今の私にお隣さんの会話を聞いて想像する余裕はない。

 初めての刺激に耐えられなくて、私は指を抜いてそこにローターを当てた。

 「あ……あ……あんっ……」

 思わず声を出してしまった。お隣さんに聞かれてしまう。私は慌てて口に手を当てる。
強い刺激に自然と腰が逃げていく。だけど下の口からだらしなく垂れている愛液は止められない。

 少しずつ刺激を与えるように、離れては近づきを繰り返していく。

 私はネットのコメントに『ローターをクリ○リスにあてるとすぐに絶頂してしまいました』という一文を思い出して、当ててみた。

 「んん!」

 体に強い刺激が駆け抜けて、私はあっという間に果ててしまった。息が上がって、そこがヒク付いているのが分かる。だけど早すぎて頭がついてこない。

 イったばっかりの体がまた刺激を要求する。

 今度はローターを蜜壺の中へ入れた。

 「あふっ……んっ……気持ちいい……」

 想像以上の刺激に体がぴくぴくと反応する。
 ローターを入れたまま、両手で胸を揉み、時々突起物を摘みあげる。切ないくらいに胸がジンジンと痺れ、口からだらしなく垂れる唾液も気にせず喘いだ。

 あんまり喘ぐとお隣さんに聞こえてしまう。だけど声をあげずにはいられない。少しだけなら気がつかれない。そう思って、私は吐息と一緒に甘い声を出した。

 感じるたびにお尻を伝う愛液。シーツにシミを作るなんていつもの事だけど、今日はローターを使っているせいか、シミがいつもよりも大きい気がした。お尻を動かすたびに伝わる冷たさに、どれだけ濡れているのかが分かって恥ずかしかった。

 さっき言ったばっかりだというのに、そろそろ私の体は2回目の絶頂を迎える。
 
 お尻をプルプルと震わせて、快感に耐えきれないように目を閉じてその時を待った。

 「あっ……ダメ……ダメぇ。イっちゃうっ……あん!」

 快楽の波が大きくなったと思った瞬間、体が跳ねあがって絶頂を迎えた。

 快楽にのまれた私の中には未だにローターが不気味な音を立てて動いている。

 流石に2回すると体力は限界。息が上がって、気だるい体を起こす。
 そのままローターを引き抜くと、自分でもびっくりするくらいローターは愛液まみれ。シーツはやはりいつも以上にシミができて、マットの柄がそこだけ見えていた。

 お隣さんもそろそろ終わりを迎えるようで、彼女が甲高い声をあげてその時を知らせる。

 私はお隣さんの会話を最後まで聞かず寝室を出て、浴室に向かった。

 新しい刺激と明日も聞こえるお隣さんからの会話を楽しみに――。



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