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或る恋の物語
【熟女/人妻 官能小説】

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愛すること-5


二人には逢ったときだけの、熱い恋人でいればいい。

本当の名前も、歳も場所も知らなくても良い。
お互いの心が、身体が欲しがったとき逢えればいい・・


逢ったとき、深く愛しあい、結合し快楽を共に出来たときこそ
本当の愛を知ることが出来る・・・そう二人は思っている。
愛し合う心と身体さえあれば、それで充分・・
いつでも逢いたいと言えば、逢える二人、これこそ最高の幸せなのだ。


その思いを抱きながら、二人は黄昏時にラブホテルの部屋を潜っていた。
いつものホテルとの違いに少し戸惑いながらも部屋に入る。
どの部屋にいても、私とかおりにとっては花園である。


裸になって抱き合い、結合して愛を確かめる、その場所が二人の花園だからだ。
部屋に入り、いつものようにバックを置き、上着を脱ぐ。
かおりはいつも部屋の空気を清める為にお香を焚く。


これで準備は整ったようである。
自然と二人は近づき抱き合った。

「おいで、かおり」
「はい、ご主人様」

私はかおりを抱き寄せ、キスをする。

(あん、ご主人様)

いつも逢って、部屋に入り準備が整った後の、儀式のような物だった。
私の舌がかおりの舌を吸い、舐めながらかおりの乳房を揉む。

(あぁ、ステキよ、ご主人様)
(うん・・)

私は、愛するかおりの身体を抱きながら思っていた。

(今日も逢えたね、かおり)

そのかおりも思っていた。

(今日も逢えたわ、ご主人様)

二人が思うことは同じである、
この恋する二人はこのラブホテルで熱く燃えることだろう。
私の手がかおりの尻を撫で回し、自分の股間に引き寄せる。


私のペニスは既に固くなり、ペニスはかおりの割れ目に食い込んでいる。
私はかおりの腰を抱きながら、腰を妖しげに動かしていた。


部屋の中では、ピチャピチャというかおりの愛液の淫靡な音が響く。





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