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名門女子剣道部・愛花
【同性愛♀ 官能小説】

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囚われの母娘-1

1.
 ここは笠倉家。

「うううっ…!!」

 ちょろちょろちょろ…。
 志津の顔が苦痛に歪んだ。尿道口に激しい痛みが走る。
 股間に当てられた尿瓶の中に溜まっていくおしっこ。湯気でくもってしまいはっきりとは見えないが、赤味のある尿は血が少し混じっているようだ。
 3日前、卑劣な罠に嵌められた志津は玲との決闘に惨敗した。玲の木刀で荒々しく蹂躙された志津のマンコは青黒く腫れ上がり、用を足すにも激しい痛みをともなう。

「ママ…大丈夫?」
「ええ。でもまだ…ちょっと痛むわ…」

 ぽたっ。ぽたっ。
 爛れた肉ビラのスキマから尿が滴り落ちている。

「しみるけど、ちょっと我慢しててね…」
「…うぐうううっっっ!!!」

 愛花が消毒のためアルコールを含ませた脱脂綿で性器を拭くと、志津はさらなる激痛に身をよじった。
 外陰部と性器内部の炎症が治まるまで、志津はパンツをはくことができない。
 薄いネグリジェの下はブラのみ。アソコにはナプキンを当てている。陰毛は担ぎ込まれた『冴木クリニック』で剃り落されてしまった。今は腫れ上がる土手からポツポツとまだらに毛が伸び始めているのが一層無残な様子だった。
 強打された下腹部には大きな痣が残っている。木刀で打ちすえられた左腕にも包帯が巻かれていた。
 半寝たきり状態の志津の世話は、愛花とつかさが交代で行っている。
 
 ピンポーン。
 玄関のインターフォンが鳴った。

「はーい!」

 愛花がドアを開けると、そこに立っていたのは花束を持った沖直見だった。

「か…帰って下さい! あなたのせいで…あなたのせいで…!」

 愛花が目に涙を浮かべて叫んだ。

「許してくれとは言わないわ。でもお願い、お母さんに会わせて」
「先生のお話なんか、何も聞きたくありません! 帰って!」
「愛花…。入れてあげなさい」

 奥からよろけながら出てきた志津は静かにそう言った。
 そして直見は志津の寝室に通された。
 ベッドの上に横たわる志津。その痛々しい姿を見回して直見は言った。

「ごめんなさい。私…ご主人様の命令に逆らうことはできないの」
「いいのよ。貴女を虜にしたつもりだったけど…。実はこっちが踊らされていたわけね」
「お互いにSEXゲームなのはわかっていたでしょ? 愛しすぎた方が負けなのよ」
「そうね…。私が貴女を誘惑したのだって理事長の指示だし」
「でも…貴女と愛し合っている時が一番幸せだったわ。ずっとこうしていたかった。それだけは信じて」
「わかっているわ。貴女のオマンコがずっとそう言ってたもの」
「ふっ…。そっちこそ…」
「そろそろ私の指と舌が恋しくなってきたでしょ?」
「意地悪な口ね…!」

 直見は志津の手を握り、そっとキスをした。長い長いキスだった。
 そして直見は帰っていった。大人の女の粋な別れだった。

「愛花…。沖先生は服が汚れるのも構わず、おばさまを病院に運んでくれたじゃない。先生なりにおばさまを愛してたんだと思うな…」

 つかさが出てきて愛花の手を握った。

「私には…よくわからないわ…」

 それほど愛しあい求めあっているのに、あえて相手を苦しめることなんてできるのだろうか…?
 愛花は何か不思議なものを見たような気がしていた。

 その後、剣道部の部員たちも志津をこっそりと見舞いに来た。
 独裁者のごとくふるまう主将の玲に表面では気を遣いつつ、志津に心酔して面従腹背の部員が増えていたのだ。
 中でも美貴は手料理を作って真っ先に来てくれた。その後も笠倉家を訪ねる時はつかさが気を利かせていなくなり、愛花とこっそり愛し合っていたが、志津は見て見ぬふりをしていた。
 夜遅くに勝田八千代がこっそりと訪ねてきて、志津の手を取って号泣した。『お世話係』としていつもの厳しい表情を知るつかさはびっくりしていた。

 あの病院で一体何があったのか志津は何も語らない。いや、語れない、と言った方が正確だろう。
 愛花も、美貴も、八千代も、それについては何も知らないままだった。

************************

 時間は少し遡る。
 志津が退院した日の晩、冴木クリニックでの出来事。

「馬鹿者っ! 何故、私の許可もなくあの女に手を出した!」

 バシッ!
 『あのお方』に頬を打たれた玲は、わなわなと震えていた。

「だ、だって…。剣道部は私のものなのに…! あの女が邪魔をして…!!」
「笠倉志津が剣道部から手を引いてしまったら計画が台無しになるじゃないか!!」
「だって…だって…!!」

 玲は肩を震わせてすすり泣いた。

「直見が上手くあの女をここに運んでくれたおかげで、何とか計画は実行できそうだが…」

 ビリビリッ!!
 玲の制服のブラウスが引き裂かれ、ボタンが吹っ飛んだ。

「お前をちょっと甘やかし過ぎたようだね。とっとと素っ裸になりな! そこの台に寝るんだよ」

 『あのお方』はさっと奥のカーテンを開けた。
 そこにあったのは、古びた旧式の分娩台。治療の際いつも玲が横たわっていた、座った後に電動で変形するイス型の分娩台とは違い、水平に寝るベッド型だった。その両サイドには金属製のバーがあり、両脚を高く持ち上げて膝から下をベルトで固定する湾曲した金属板がついている。
 10数年前までは普通に産婦人科で使用されていたが、高い位置で開脚固定するスタイルが屈辱的で女性の羞恥心を煽るとして徐々にすたれてきたタイプである。

「いつもの台と…違う…」
「あの母娘のために用意した処刑台だよ。今夜は気絶するまで苛め抜いてやる。まずは2000mlの高圧浣腸だ。ぼて腹になるまでやるから覚悟しな!」

 玲はがたがたと震えながら、ゆっくりと分娩台に上っていった。


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