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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病・其の三〉-30

『へへへぇ…いよいよ“本番”だな』

「!!!!」


絵莉の唾液を吸った男根は、先程よりも大きさを増し、青筋をボコボコと浮き上がらせて怒り狂っていた。
見るも悍ましい腐肉の塊が、絵莉の視界から消えた……例え見えていなくても、その発散している“熱”で何処にいるのかが分かる……。


(じ、純一さん!!早く……だ、駄目ぇ!!!)


吊り上げられる鼻の痛みも、乳首や秘豆を襲う狂ったような刺激も、今の絵莉には感じられなかった……男が女に対して抱く欲望の終着点、性器同士の結合が迫っている今、絵莉の頭の中はそれに対する恐怖しかなかった。
力ずくで女を姦そうとする奴らが避妊など考えているはずもなく、間違いなく反吐よりも汚らしい精液を子宮の中に放出するはずだ……絵莉は身体を捩り、後ろに回り込んだオヤジに向いた下半身の向きを変えようと足掻いた……いくら吊り縄を緩めたところで、上半身と左足を吊り上げる縄の位置は変わらない……その無駄な足掻きは、捕食者の欲情を掻き立てるだけだ。


(離せ…よぉッ!!誰がアンタなんかと……!!!)


吊られた左足をオヤジは左腕で抱え、右手で尻肉を鷲掴みにした……いよいよ絵莉は火が着いたように暴れ、右足をオヤジがいるであろう後方に振り上げ、追い払おうとした。
まるで馬のような蹴り……自らの排泄物でベチャベチャに汚したニーソックスの足裏で、オヤジの太股や脛を蹴り上げていた……オヤジの脚は絵莉の汚物に塗れ、汚らしい足跡が付けられていく……しかし、既に尽きていた体力を振り絞っての抵抗は、オヤジに痛みを与えるだけの威力などなく、所詮は喰い尽くされる運命を背負った者の、哀しいだけの抵抗でしかなかった。


『ああ…、あんなに嫌がって……可哀相になあ』

『顔上げろ!!ちゃんとカメラに見せるんだよ!!』

「あああ!?……あ"〜〜〜〜ッ!!!」


前髪を掴まれて上げさせられた顔の先には、勃起したままカメラを構える男達と、早く自分も果てたいと前のめりで見つめる男達の姿があった。
蹴り上げる足がオヤジの脛に当たってはいるが、オヤジは怯む事なく熱々の亀頭を性器に押し当て、入口を探って腰を動かしている……その熱い塊は、心ならずも潤んだ肉花を押し拡げ、絵莉の胎内への入口に到達した……幼妻の死に物狂いの抵抗は、実を結ぶ事はなかった……。


『なに“後ろ”を気にしてんだよ?もう準備は出来てるぞ?』

『もう辛抱堪らんって顔してるぜ?焦らされて泣いてんだよなあ?』

『ほらほらカメラさん、チ〇ポがオマ〇コにブッ刺さるところを撮って下さいよぉ。奥さんは撮られたくて股広げてんだからさ』


絶望的な状況に狼狽え、望まぬ結合と妊娠への恐怖に泣き叫ぶ幼妻の姿は、鬼畜達の格好の被写体であり、極上の《餌》だ……無理矢理に持ち上げられた顔と、男根の押し付けられた幼器にはカメラが接写し、その様の全体像を撮るためのカメラが吊られた被写体へと向けられている……孤立無援で戦ってきた幼妻の、最後のシーンの撮影が始まろうとしていた……。



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