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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病・其の三〉-23

「ああ!!あ"〜〜〜ッ!!!」


頭を擡げたプライドを、絵莉自身が傷をつけ、自ら堕落した牝の姿を晒していた。
紅く染まった鼻からは鼻水が垂れ、悲鳴を繰り返す口元からは涎が糸を引いている。
その痛々しい姿は変質者達の気分を高揚させ、完全なる鬼畜の精神へと変化させてしまった。


『さあて、ケツ穴も見せてるワケだし、浣腸をぶち込んでやるかなぁ?』

「!!!!」


涙に霞む絵莉の瞳に映ったのは、さっき全身に吐息を吐きかけた浣腸器だった……正常な思考回路の持ち主なら、そのような器具など所有していないだろうし、それを用いる性癖など有り得ないはず……まるで男根の自慰のように、笑いながら握っては扱いている様は、正に変態そのもの……常軌を逸した遊戯が加えられようとしている事態に戦慄し、今更ながら背筋が凍りついた……。


「や、やめてよ……お願いやめて……やめてよぉ!!!」


バッグから取り出された卵のパックが二つほど並べられ、きちんと右端から順番に取ると、浣腸器の中にポトリと中身が落とされていった……その生卵は浣腸器の中で対流し、絵莉の肛門に早く入りたいと逸る気持ちを抑えられないでいた。


「ちょっとやめてよ!!ホントに嫌あぁッ!!!」




担がれたままの絵莉の肛門は、その“門”を閉ざす事で恥辱を防ごうと足掻き、皴をクシャクシャにしながら縮小し、完全防御の姿勢をとっていた。
だが、その上に鎮座している幼器は緊迫感の欠片もなく、開いた肉花は湯気と共に淫らな牝臭を放ち、呑気にも牝汁を溢れさせて、必死な肛門を濡らしながら流れていった。
そんな絵莉の下半身に、浣腸器はゆっくりとその先端を近づけた……未だ心に汚れを知らぬ幼妻は、狂ったような金切り声を部屋中に響かせたが、それこそ男達の“欲しいもの”だ。


「嫌"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!」


抱え上げられたままで、絵莉の肛門に浣腸器が突き刺さり、悲鳴の中で肛門内部に生卵が注入されていった。

普通の生活の中で生き、愛する人の腕の中に悦びを感じる女性に、このような経験などあろうはずがない。初めての異物の挿入……それがドロドロした生卵であり、直腸の内壁から、確かに異常性欲者達に汚されてしまった感覚が脳髄まで伝達され、下腹部内部全体に染み渡りながら未経験の腹痛を起こさせられていた……。


「うぅ……助けて…ッ…嫌あぁ!!!」


男達は浣腸が終わると絵莉を離し、また右足だけで立つ案山子のような姿勢に戻した。
片足立ちの姿勢に幼器は左右で歪み、不機嫌な唇のようにズレてしまっていた。肉花はパックリと開き、その隙間から牝汁が飽きもせずに垂れてきていた。

遠巻きに見ても、下腹部や臀部に鳥肌が立っているのが分かる。
直腸に侵入してきた異物を排泄させようと、腹痛が起きているのは一目瞭然だ。
顔は見る間に苦痛に歪み、腹筋が浮き出るほどに腹部は硬直し、ようやく立っている右足はプルプルと震えている。
麻縄に吊られたままでの放置は、その腹痛からの解放を、その場で行えという事だ。
ニヤニヤと笑いながら見ている男達を、絵莉はそれでも睨みつけ、敗北を認めまいと凛と振る舞おうとしていた。
その様は、淫水を絞り出され、拒絶の哀願を叫んだ己の痴態を棚にあげた愚かしい振る舞いだ。
何一つ為しえないというのに、全て男達の為すがままにされてきたというのに。自分の格好をつける為だけの下らぬプライドを振りかざし、性の道具としての存在を否定したところで、何も変わりはしない。
何不自由のない日々を過ごしてきた幼妻は、実社会の裏側に存在する弱肉強食の世界を知らなかったのだ。
自分はピラミッドの底辺の生き物なのだという事を、絵莉は気づいていなかったのだ。
喰われるだけの《肉》に、プライドなど不要なのだ。



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