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いけない課外授業
【教師 官能小説】

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いけない課外授業-4

 どれくらい時間が過ぎただろう。問題を解いては質問する、その繰り返しの中で北村先生の態度に微妙な変化が起き始めた。

 はじめは正面に立って教えてくれていたのに、徐々に立つ位置を変え、隣の席に座り、今はまるでわたしの体にもたれかかるようにして耳元に顔を寄せてくる。指導する声は囁くように繰り返され、そのたびに熱い吐息が首筋にかかる。ぞくぞくして、思わず手が震えてしまう。

 なんだか、おかしい。体を離そうとしても、しっかり英文を見なさい、なんて叱られちゃう。でもこんなふうにされると、せっかくの指導が頭に入ってこなくなる。

「先生、あの・・・」

「・・・どうしたんだ?顔が赤いよ。熱でもあるんじゃないのか」

「違います、そうじゃなくて」

「ほら、こっちに来てみなさい」

 先生がわたしの肩を抱き寄せるようにして、おでこに手を当てる。すごく大きくて、じっとりと湿った手。

「ふうん、熱は無いみたいだね。少し肩が凝っているようだからマッサージでもしてあげようか」

「えっ、そんな・・・いいです」

「遠慮しなくていいから。さあ、プリントの続きを訳して」

 先生が背後にまわる。わたしは少しぼんやりとした頭のまま、言われたとおりにプリントに目を落とした。先生の手が肩にかかり、首筋から肩、背中のほうまでゆっくりと揉みほぐしていくような動きをする。ぞくぞくとした感覚が全身に広がっていく。下腹のあたりによくわからない熱が生まれる。さっきまで読めていたはずの英文が、ただのアルファベットの羅列に見える。


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