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【SM 官能小説】

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鏡 〜出逢い〜-11

「疲れてない?」
「全然!とても楽しかったわ。」
「そう、よかった。」
「晶君って面白い人ね、あなたの話通りの人だった。」
菜緒は何を思い出したのか、クスクスと小さく笑った。
「ああ、奴は最高だ。」
俺の顔にも自然笑顔が浮かぶ。
「羨ましいわ…私、友達とか…親友とか居ないから…」
菜緒の顔に陰りが浮かぶ。
「…これからは俺たちが親友だ。」
「本当に?」
「ああ、約束するよ。俺はずっと菜緒の傍に居る。」
「………。」
「絶対、絶対だ。菜緒、これからもずっと逢ってくれる?」
「…うん。」
菜緒は小さく頷いた。
「私ね…彰吾君が私の事をね…好きって言ってくれた事…とっても嬉しかった。」
「だけど…だけど…」
菜緒は俯いたまま言葉が続かない。
「あの時言ったのは俺の本心だ。気づいたら言ってた。」
「疑ってるんならもっぺん言ってもいい。」
「え?」
「好きだ、好きだ、好きだ、好きだ、好きだ、好きだ!好きだ!好きだ!」
「もういいわ…」
菜緒の顔に笑顔が戻る。
「ありがとう。本当に嬉しい…」
「菜緒…」
俺の両腕が菜緒を抱きしめていた。
菜緒は、抱きしめられるまま体を預ける。
「菜緒…ずっと一緒だ。ずっと…」
菜緒の目は俺を見つめ、ゆっくりと閉じられていった。
俺の唇が菜緒の唇を塞ぎ、一つのシルエットになった二人の幸せな時間がここから始まってゆく。
俺たちの…一番優しい季節。
優しかった季節。


…ぁん、やだ…んふっ、フフフ…やぁだ…くすぐったい
…いいから…動かないで
やぁだぁ…んくっ…ぁん…ぁぁ…
…ほら…クククっ…こんなになってる…
…ぁ、だめぇ…ん、ん…はぁ
…ここ、いいでしょ…ほら…
…ぁぁぁん…やぁ…やぁだぁ…
…嫌なの?…クスクス…嘘だ
…はぁ、はぁぁん…意地悪…
…やめない…ほら…もっとだ…クククっ
…んくっ、ん…はぁぁぁ…
…ね?ここと、ここも…
…はぅっ…ぁぁ…そ、そう…そこ…ぁぁ…
…知ってる…ナオの好きなトコ…クスクス
…もう、ゃだっ、フフ…
…嫌じゃないくせに…クスッ
…ばかぁ…ぁん、はぁん…んぁっ…ねぇ、ねぇ……ぺん…
…何?…聞こえない…クスクス…
…ゃぁん…意地悪……っぺん…もっぺん…
…何?…もっぺん?…クククっ…ちゃんと言わなきゃ…
…ぁん…意地悪ぅ…
…こうでしょ?…クスクス…
…あああっ!…ぁぁぁぁぁ…ん、ぅん…そう…
…これいいの?…
…ぅん…ぁぁ…ぅん…それ…いいの…
…フフフ…んじゃ、こう…
…んあああっ!…は、はぁぁ…だめぇ…だめよぉ…んんっ…だめだってばぁ…
…嘘…クスクス…こんなになってるくせに…
…いやぁ…
…フフフ…可愛い…
…んふっ…やぁ…
…駄目…舌、出して…
…ん…ぁ、ん…
…んくっ、んん…ぁむっ…んっ…はぁ、ん…
…んぁっ…ぁぁ…ぁぁぁぁ…
…ああ…好きだよ…ナオ…好きだ……
…私も…ぁぁ…私も…好き…好き…好き…ショーゴ…


肌と肌を触れ合わせる時、そこにあるのが欲望だけじゃ無いことを…菜緒の肌と触れ合うようになって初めて知ったかもしれない。
サラサラとした滑らかで柔らかい菜緒の肌が熱く熱を持つにつれ、しっとりと俺の肌に吸い付くように絡みつく時、立ち上る菜緒の芳香が俺の鼻腔を伝わり脳に直接囁きかける。
俺の腕が菜緒を離すのを拒み、俺の唇が菜緒を捉える為に忙しく動き出す時、俺は菜緒の悦びの為だけに働く下僕になる。
悦びの吐息。歓喜の声。悦楽の叫び。
俺に与えられる報償は、ただ菜緒がそこに存在するということ。
俺の下で悦びに身を震わせながら、そこに存在しているということ。


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