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あまこい
【学園物 官能小説】

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体育館倉庫-8

落ち着け、私、早く退かないと、滑川から退かないと………こんな時、自分が情けなく感じる。ちょっとのアクシデントで動揺して、こんなにも動けなくなるなんて。
「槙野、お前まさか………」
滑川は私の動揺に気付いてくれたらしい、滑川とくっ付いているのは気持ち悪いけど、一応先生だし、滑川の気遣いにあやかろう。私は目を瞑り続けた。自分の心が落ち着くまで。
「………そうか、本当はいけない事だが、槙野、お前の気持を大事にするよ」
え、何を言っているの?
私は滑川の意味不明な言葉に驚き、目を開いた。すると、滑川が目を瞑り、唇を突き出しながら、私の顔に迫って来ていた。
「!………」
混乱する私、頭の中は真っ白だ。
何してるの滑川、滑川!
滑川は半ば強引に私の唇を奪った。
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
凍りつく背筋、体が震える。気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い!
滑川の唇の感触が、湿気たスポンジのようで、生臭い。次第に滑川の口から、舌らしきものが私の口に滑り込む。
「うっ!」
嫌だ、嫌だ。こんなの嫌だ。滑川と、何で?
気持ち悪い、滑川の唾液が私の口に入ってくる。嫌だ。おぞましい。
震えていた体を無理に動かし、逃げようとするが、滑川が私に抱きつき、動けない。どうしよう、動けない、逃げれない。体育館倉庫で私、犯されるの?私の初めてが滑川!嫌だ、初めてが滑川なんて嫌だ。逃げないと、でも、どうやって………
滑川の舌は、私の口の中をかき回す。その舌の動きが気持ち悪く、息苦しさを感じる。私に抱きついている滑川の手が私の後頭部を掴み、滑川の顔に押し当てる。
痛い、
強引に強まる滑川のキスが痛みに感じる。
ごぼっ、ごぼぼぼ!
気持ち悪さに咳き込む私だが、それでも滑川は私の唇を離さない。動揺で動けなかった体だが、私は必死に身体を動かしてもがく、でも滑川の締め付けから離れられない。滑川は私のスカートの中に手を入れ始め、私のお尻を触る。気持ち悪い触り方に私は鳥肌が立つ。


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