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Enfant Terrible―或る女の独白―
【ロリ 官能小説】

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-2

『あ…おじさん…』近づいて来る彼を見つめてさやかはぽろぽろ涙をこぼした。
彼はさやかの前髪を上げて口付けると、
『最終の飛行機に乗れた。シャワー浴びてくるな』そう言って寝室を出た。
さやかは涙が止まらない様子でしゃくりあげながらパジャマのボタンを一つ一つ外していく。10分もしないうちに彼が寝室に戻った時、さやかは全裸で正座していた。ジャージの下だけを穿いた隆々とした彼の上半身をさやかが眩しそうに見つめる。
『明日は学校は無いんだよな?』
さやかはこくりと頷く。
『じゃぁ…今日は最後までしてみようか』ついばむようにさやかに口付けると彼はにっこり笑った。
『ほんと…?』
『ああ。さやかには痛いだけかもしらんが』
『ううん。さや、最後までしてほしい。ちゃんと、さや、おじさんと…』
彼はさやかを仰向けるとその細腰を自分の両腿に乗せ、膝を担いだ。彼の目の前の股間は分泌液でつややかに光っている。そこに唇を押し当てると膣口に舌を挿れた。ぶつぶつとした柔突起や細かく折りたたまれた中の肉襞に舌を這わせながらさやかの愛液を味わう。かすかに潮の味と香りがする。口元をクリトリスに移すと膣に指を三本挿れた。さやかの小さな膣口は不自然に引き攣れて横に拡がる。そしてさやかでは及びもつかない強さで徹底的に擦り始めた。くちゅっくちゅっと少し粘りのある水音が広い寝室に響く。
『あ…っあ…っ…あっ…あっ…あっ…あっ…んんんんっ』さやかはびゅっびゅっと勢いよく潮を吹き呆気なく気をやってしまう。彼はそれも丁寧に舐めとった。
彼はさやかの下半身を肩に担いだまま、布団の脇にある漆の文箱を開けてボトルを取り出すと、キャップを開け、円錐形の先を膣に挿入してローションを注入した。膣口から溢れるほどローションを中に入れると、さやかの腰を両腿に下ろし、
『さやか、挿れるぞ』
『はい…』
まだ育ってない未熟な淫唇を限界まで押し開き、熱い先端をぬらつく膣口にあてがった。
『力抜け』そう言いながら腰をぐっと前に進めた。
ゆっくり時間をかけて一番太い部分を中にめりこませると、受け入れるさやかは眉をたわめながら潤んだ目を彼に向ける。
『…痛いか…?』
『…だいじょうぶ……』
彼は接合部の隙間からローションを注ぎ足すと更に腰を進める。二人の体温に温まった中のローションが溢れ出て、互いの性器の脈動でふるふると震える。一度腰を引き、更に少し奥にめり込ませる。さやかの肉の隘路が彼の剛直を締め付ける。
ゆっくり腰を前後させながら徐々に深く挿れ、とうとうさやかの子宮口に到達した。
『奥まで入ったぞ』彼は深く息を吐きながらさやかの耳元で囁いた。さやかは股間の彼の性器に手を触れる。まだ彼のペニスはさやかの手の幅分、外に出ている。
『でも、おじさんの全部は入ってない…』
『根元まで挿れるのはもう少し先にしよう。もっとさやかのここが慣れたらな』
彼は抽挿を開始した。さやかの腹側、直腸側、入り口、中程の柔突起、さやかの反応を窺って感じるところを探りながらあらゆる角度と強さで徹底的に擦っていく。
『あっあっあっ…んっんっんっんっんっ』さやかは彼に必死にしがみつき、びゅっびゅっと間欠泉のように潮を噴きながら下腹をびくつかせ、二度三度と絶頂を味わう。
さやかの中がとろけて彼の大きさに馴染んでくると打ち込みを大きく早くしていった。
彼は完全に引き抜いては勢いよく挿入し、ひと息にさやかの子宮をずんと突く。狭い入り口を出入りするたびエラが前後に歪む。それが互いの性感を耐え難いまでに刺激する。
『ああっ…んっ…ああっ…んっ…ああっ…んっ…ああっ…んっ…ああっ…』
『…痛いか…?』荒い息の中で彼はさやかに訊く。
『ううん…おじさん…痛くない…もうぜんぜん…痛くない…すごく…きもちいい…すごく…』

ああ…とうとう…。

私はずっと恐れていた。
妊娠がわかった瞬間、これでやっと自分は貴方の所有物なのだ、と言うことを彼に思い知らせられると狂喜した。別に子供が欲しかったわけじゃない。所有物の証になる方策が他に思い浮かばなかっただけだ。
でも 私はわかっていた。結局彼は私を自分のものにしたいとは一度も思わ なかった。
だから彼は最後まで 私のものにはならなかった。
そして妊娠は私を少しずつ脅かすだけになっていった。
もし お腹の子供が自分と同類だったら―。私はこの子を愛することはできそうにもない。
だが私 が想像して いた以上 にあの子は恐 るべき 子供だった。あの子は私とある部分で同類で、核をなす最も重要な部分 が彼と同質だっ た のだ。

小さく白い体 は大きな浅黒い体 にまだ組 み敷かれて いる。
彼 が 涙を流し  ながら受け入れるあの 子を 熱く見 つめてい る。

人は肉体の死、と その人を知る人からの 忘却、の二度の死を迎えると言 うけれど、私 の二度目の死はもう そう遠 くないよう だ。

と ても 哀しい。
 
   こわ  い


           さ びし 


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