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名門女子剣道部・愛花
【同性愛♀ 官能小説】

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剣道部の暗雲-1

1.
 そして翌日。
 昨日はすんでのところで助かったが、今日はもう逃げられない。
 どんなことをされるのかわかって度胸も据わった愛花が3年生の教室に玲を迎えに行くと、玲はいなかった。
 他の先輩に聞くと先に道場に行ったようだ、と言う。
 愛花が着替えて道場に行くと、玲は2年生部員と何か楽しげに話している。

「主将、遅れて申し訳ありません!」

 愛花が頭を下げたが、玲は無視してプイッと横を向き出て行ってしまった。
 昨日まであれほど嘗め回すような目つきで自分に秋波を送ってきた玲が一体どうしたというのだろう?
 美貴の方に目を向けてみると、伏し目がちにうつむいてしまう。
 なんだか嫌な予感がしたが、ほどなくしてその意味がわかった。

 練習前に部員全員を整列させると玲はこう言い放った。

「皆さん、よく聞いてください。先月、選抜メンバーの特別ミーティングをこっそり覗き見している者がいました」

 玲の厳しい口調に、道場はしーんと静まり返った。

「覗き見など、侍のすべきことではありません。剣道部員として恥ずべき行為です! 今すぐ名乗り出なさい!」

 愛花には瞬時にわかった。理由はわからないが、自分に体罰を与える気なのだ。美貴にしたように…。つかさに害が及ばないように、即座に立ち上がって名乗り出た。

「私です! 申し訳ありませんでした!」
「それでは、罰を与えます。袴を脱ぎなさい」

 バサバサッ。
 愛花はさっと袴を下ろした。下半身を剥き出しにしたままで直立不動の姿勢をとる。
 愛らしいパイパンが露出したが、もう誰も見ようとはしない。

「笠倉さんは、副主将が体罰を受けている様子をこっそり覗きました!」

 玲は一呼吸おくと、さらに声を大きくした。

「副主将がふんどし一丁になって、突き出したお尻を精神注入棒でさんざん叩かれて、痛みに耐えきれず叫び声を上げたり粗相をしたりする恥ずかしい姿を盗み見ていたのです!!」

 あまりにも克明な状況説明に一同は赤面してシーン…となった。
 尿道炎と性器の炎症が癒えてようやく元気を取り戻した美貴を皆の前で言葉で辱めつつ、愛花の泣き顔も堪能しようという意地悪な策略でもあった。

「主将! 私も覗き見しましたっ!!」

 つかさが玲を遮るように叫んで立ち上がったが、玲は無視した。聞こえないかのようにふるまい、話を続ける。

「武士として、一人の人間として恥ずべき行為を、笠倉さんはしたのです!」
「主将! 聞いて下さいっ!」
「青木さん、静かにしなさい! これは命令よ!」

 2年生の勝田八千代がつかさを制した。玲の目的はあくまでも愛花一人だけなのだ。

「笠倉さんはこれをつけなさい」

 愛花が八千代から手渡されたのはオレンジ色のバンドだった。一見、Tバックショーツのような形だが、ベルトで長さを調節できるようになっている。

「これは『脱腸帯』というバンドです。勝田さん、つけてあげなさい」

 『脱腸帯』とは、ヘルニア患者が傷ついた腹壁の裂け目から脱腸するのを防ぐために巻く医療用のベルトである。
 天然ゴム製であるためよく伸縮し、調節して締められるようになっている。
 ベルトの幅は6〜7cmしかないので、きつく締め上げると割れ目の中に完全に埋没してしまう。

 ギリギリッ!

「ひ………っ!!!!」

 後ろから八千代にベルトをギリギリと食い込まされ、脳天に衝撃が走った。愛花は痛みに声を上げまいと必死にこらえる。

「締め方がまだ甘いわね…」

 玲からよく言い含められているのだろう。八千代は愛花の前にしゃがみこみ、脱腸帯がほとんど埋没した割れ目に手を伸ばすと、無造作に愛花の花弁をつかむと左右にぐいっと引っぱり出した。

「ううっ…!!!」

 さらに食い込みがきつくなることで一番敏感なクリトリスや繊細な肉庭、そして膣口までもベルトがはまり込み、愛花は思わず叫んでしまった。
 アソコはつるつるの土手に割り込む脱腸帯の両脇から愛らしい花弁をぺろんと垂らしたなんとも恥ずかしい状態になった。

「他人の恥ずかしい姿を見たのだから、今度は自分の恥ずかしい姿を見せてあげなさい。この格好でグラウンド100周、その後はストレッチ体操30分!」

 上半身は稽古着、下半身は脱腸帯のみという恥さらしなスタイルで練習させ、食い込み羞恥責めにしようというのだ。

(だめ…見ていられない…)

 自分がいくら辱められてもかまわないが、それをネタに愛花がいじめられるのを見るのは耐えられない。美貴は赤面したままずっとうつむいていた。

「副主将と監督係を除いた他の部員は、通常練習開始!」

 玲の号令で部員全員が動き出した。
 そして愛花はお尻を気にしながら、のろのろとグランドを駆け出した。
 稽古着があるので隠れてはいるが、ひざ上10cm程度だ。ちょっと転んだり風が吹いたりすればお尻もアソコも丸見え、いや丸出しになってしまうだろう。

「ねえ…見て見て! 何あれ?」
「剣道部の罰練習でしょ?」
「凄いカッコね。パンツはいてるの? 恥ずかしくないのかしら?」

 陸上部の連中がトラックの向こうから、何かひそひそ話をしているのがわかる。

 お尻が見えそうな愛花の恥さらしな格好は、グランドにいる他の運動部員や下校途中の学生の注目の的となった。
 誰かの視線を感じるたびに愛花は耳まで真っ赤になった。

(こんな格好で走るくらいなら…いっそ死んじゃいたい!)

 それに割れ目にはまり込んだバンドは動けば動くほど食い込み、アソコをいじめ続けるのだ。
 痛い。じんじんする。
 アソコが裂けてしまいそうな痛みに顔を歪めながら、愛花は下を向いたまま走り続けた。


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