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サノバ・ビッチ
【レイプ 官能小説】

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栄子 後編-3



二年ぶりに訪れた例の神社は、相変わらず荒れ果てて裏寂れた雰囲気が漂っていた。


あのチンピラたちに見つかったら殺されるかもしれないという恐怖で、あの事件の後しばらく、俺はここに来ることすら出来なかった。


しかし不思議なことに、自らの肉体でセックスというものを知った今、俺はあの男たちを以前ほど怖いと感じなくなっていた。


人間なんて、みんな所詮はただの「オス」と「メス」なのだ―――そんな悟りにも似た発想が、あらゆる意味で俺の救いになっていた。





「―――公園の裏に、こんな神社があったんだー。全然知らなかったぁ」


俺が学校と自宅以外の場所へ栄子を誘うのは珍しいことだったから、栄子はいつもよりウキウキしているようだった。


デートでもしているつもりなのか、時折俺を見上げて媚びるような笑みを浮かべてくるのがウザい。


これから自分の身に起こる悲惨な出来事も全く知らずに、のんきなものだ。


腹の中ではヘドを吐きながら、極力それを栄子に悟られぬよう、俺は曖昧な笑みを浮かべて栄子の手を握った。


「な……こっち来てみろよ――――」


栄子の手を引いて社の裏手に回ると、あの時とまるっきり同じように、ほんの少しだけ木戸が開いていた。





一瞬、二年前にタイムスリップしたような奇妙な感覚に襲われて、俺はぶるっと頭を振る。


「……ちょっと……中入ってみようぜ」


「えっ……でも……もし誰か来たら……」


「大丈夫だから……来いって」


「ほ、ホントに……?」


こういう場所で俺と二人きりになれば、必ずそういう行為になるであろうということは栄子にもわかっている。


いつもと違う場所での新鮮なセックスを、栄子が期待しているのは間違いなかった。


「平気だよ―――ココは滅多に人がこないから」


俺たちは靴を脱いで社の中に入った。


乾いた床が軋んで、バリッと大きな音を立てる。


六畳間くらいの板張りの屋内は、外から覗いた印象よりはいくぶん小綺麗に感じられた。

二年前に麻理が三人の男に犯された現場。


ここで今から自分がしようとしている行為を想像すると、興奮で息が荒くなる。



板間の一番奥に一畳ほどのスペースの低いステージのような段差があり、壁に小さな祠を埋め込むような形で御神体らしき石像が祀られている。


部屋の隅には供え物などを載せるためだと思われる小さな台が置かれていて、古びた三方と枯れた榊が無造作に放置してあった。


一瞬、バチが当たるのではないかなどという殊勝な考えが頭をよぎり、我ながら馬鹿馬鹿しくて苦笑してしまう。


「………小林………」


幼稚な雑念を振り払うように、俺は栄子の腰に手を回した。


「ん……川瀬……くん……」


明らかに待っていたとわかる、必要以上に敏感な反応。


いつもなら興ざめするところだが、今日はこのほうが手間がかからなくていい。


俺は栄子をこちらに向かせ、ウエストを撫で回しながらゆっくりと唇を重ねた。


「……ん……うんっ……」


乾いた唇を唾液で湿らせながらこじ開け、力を抜いた柔らかい舌を栄子の舌に密着させるように絡ませていく。


スカートの中に手を滑り込ませて下着の上から触れると、その部分はすでにぐっしょりと濡れて蕩けてしまっている。


「……もう濡れてんの?まだなんにもしてないじゃん……」


「だ……だって……なんかドキドキしちゃって……フフッ」


場所が違うだけで楽しく感じられるのか、栄子はいつもよりテンションが高い。


その笑顔がひどく不快に感じられる。


俺はセックスの時に楽しげにはしゃがれるのが嫌いなのだ。


「お前ってそんなエロいヤツだったっけ?」

嫌味のつもりで言ったのだが、栄子は俺の言葉にますます興奮したらしく、トロンとした表情で俺の首に手を回してきた。

「ウゥン……あたしがこうなったのは……川瀬くんのせいでしょ?」

べたっとした話し方に虫酸が走る。


「そんなら……今日はイヤっていうほどヤってやるよ……」


俺は低い声で言いながら、栄子のTシャツを乱暴にまくりあげた。






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