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美咲推し!!
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演劇部バレンタイン公演-17

「お前達よくやったぞ!」
公演を終えた私達が控え室に戻ると柏木先生が声をかけてくれた。
「本当に素晴らしい出来だったよ!」
中田先生もそう言ってくれた。
「さすが私達のエースよね!私....美咲のメッセージに感動しちゃった....来年も私達に聞かせもらいたい言葉と歌だったよ!」
美結が私に抱きついて来てそう言った....
「オーバーな事言わないでよ....それに来年は私だって卒業なんだから....」
私が照れながら言うと
「じゃぁ!再来年ボク達のために歌いに来て下さいお願いします!」
「ちょっと!葵ちゃんまで....」
私が困っていると
「そう思っているのはお前達だけじゃないぞ!」
「えっ!?」
「あの堅物の教頭先生も北原のメッセージと歌に感動して、卒業式にもやってもらいたいって言ってたぞ!」
柏木先生の言葉に
「それって本当ですか?」
「そんな事して大丈夫なんですか?」
みんなが口々に聞いた。
「まだ正式に決定したわけじゃないが....多分そうなるんじゃないかな....今年はいつも違った卒業式になるかもな!」
「正式に決まり次第またレッスン初めるからね!!」
中田先生が嬉しそうに言うと
「あのう.....」
「何?美咲?」
「私は誉められて伸びるタイプなので.....」
「何言ってるの!美咲は逆境に追い込まれれば追い込まれる程伸びるタイプよ!だから覚悟してね!!」
私は背筋が寒くなった....
「お手柔らかにお願いします!」
私はそう言うしかなかった....
「あっ!そうだ!今度は創作ダンスのほうも手伝ってね!お願いよ!美咲!!あなたならウチでもエースになれるわ!」
中田先生は私の返事も聞かずに控え室を出て行った。私はため息をもらした。

「あっ!着替え終わったのなら、後片付けがあるから体育館に先に行ってくれる?」
麻里の言葉に
「わかった!」
私は控え室を出た。



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