雅江の隣-7
いい感じになってきた所で、今度は健太郎が質問責めする。
「広野さんはムラムラしたらどうするんですか?」
「えっ?わ、私??わ、私は…我慢するしか…。」
「我慢できるんですか?(嘘つけよ、会社でオナニーしてるくせにさ。)」
「なんとか…。」
「我慢してるって言う女ほど、実はオナってるもんですよ。」
「えっ?そうなの…?」
動揺ありありなのが見て取れる。
「だって手を伸ばせば性欲解消できるトコがあるのに、伸ばさずにいられる訳がないじゃないですか。別にオナニーって恥ずかしい事じゃないと思うんだけどなぁ。」
「そうなのかなぁ…。」
「ですよ。して当然の事だと思うし。してるんでしょ?広野さんだって。」
「…、う、うん…たまに…。」
ついつい気を許して正直に言ってしまった。
「どこでしてるんですか?」
「え…、お、お風呂の時とか…。」
さすがに事務所でとは言えなかった。
「家族がいるから家でするって言っても限られますからね〜。あ…もしかして会社でしたりします?」
「し、しないわよぉ…!」
「もしかして…一人で残業してる時とか…」
「し、しないって〜、もぅ…」
心臓がバクバクした。
「ですよね〜。まさかですよね〜。広野さんがそんな変態な訳ないですもんね〜。」
「そ、そうよ。そんな度胸もないし…。(事務所でオナニーするのは変態なんだ…)」
自分が変態の部類に入ると分かると急に恥ずかしくなってきた。