接近-4
昼休みの同僚の恋話にも悶々とさせられる事が多かった。中でも島田翔子は男遊びの激しいギャルだった。いつも刺激的な話をする。
「昨日、ナンパされて彼の部屋に行って飲んでたら友達が2人きて〜、そのうち酔っちゃって、気がついたらみんなとヤッてました!」
雅江には信じられない話だ。
「1人ずつ?」
「いえ、一気にまとめてです。入れ替わり立ち替わり下と上の口を塞がれてましたよ。何か、色んなおちん○んが同時にあじわえて超お得、みたいな!」
ウブな京香はドン引きしていた。
「私には無理ね〜。そんなコンパとかナンパとかさてる歳じゃないし。」
真顔で答える翔子。
「雅江さん、そんだけいい女なんだから、その気になればバンバンじゃないですか〜?」
「バ、バンバンて…、無理よ〜。」
「うちの会社の男って、きっとみんな雅江さんとヤリたがってると思いますよ〜?」
「そ、そんな事ないわよ…こんなオバサンなんて。」
「いえいえ、雅江さんみたいのを、たまんねぇ人妻って言うんですよ!」
「やだぁ…」
何か恥ずかしくなってしまった。