肉体の取引 後編-2
『……もう感じてるのか……呆気ない……』
簡単すぎる展開にシラケたような寒々しさを感じながらも、その快感を更に高く押し上げるように川瀬は尚も深く女の口に舌を捩込んでいく。
「――なんや川瀬くん。今日は珍しく興奮してるやないか……」
いつもと違う積極的な川瀬の態度に気をよくした高橋も、二人の激しいキスに割り込むように再び口を近づけてきた。
元々男色の気がある高橋は、いつも冷静な川瀬が若干理性を失っていることに、更なる興奮を覚えたようだ。
「……ワシも燃えてきたわ……」
ぶちゅっという音と共に、三人の唇が複雑に重なり合った。
慶子の小さな口の中に二人の男の舌が一度に侵入し、うねうねと絡み合う。
もはや誰と誰の舌が絡まっているのかも、誰と誰の唾液が混じっているのかもわからないまま、異様な快感だけが高まっていった。
「ん……んぐっ…ゴホッ……」
ついに息苦しさに耐え兼ねたように慶子がむせかえり、口角から溢れ出した三人分の唾液が、頬をつたって布団の上に染みを作った。
「……楽しい夜になりそうやな……」
高橋が口の周りについた唾液を手の甲でぬぐいながらニヤリと笑った。
「今日は……アレ使うてええんやろ?」
高橋が慶子の下半身をまさぐりながら川瀬に目配せをしてきた。
この男は、最近海外から取り寄せたという怪しげな催淫ローションを使いたがっているのだ。
いつもはこういう面倒を起こしそうな薬は使いたがらない川瀬だったが、今日はひどく破壊的な気分になっている。
「……いいですよ……この女は徹底的にヤって構いませんから」
憎悪のこもった口調でそう言い放つと、慶子の太腿をつかんで左右に大きく開かせた。
つるつるに剃り上げられた幼い恥部は、先程二人にさんざん弄り回されたせいで赤みを帯びて痛々しく腫れ上がっている。
しかしそれはこれから始まるおぞましい凌辱の序章にすぎないのだ。
高橋は準備してあったローションの容器を手に取ると、無毛の陰部にどろりとしたたり落とした。
「……すぐにたまらんようになるはずやで……」
高橋はぬるぬるとした透明の粘液を中指と人差し指にたっぷりとまぶし付け、充血した割れ目の中にずぶりと押し込んだ。
「……あっ!…やあっ……んっ……あぁっ!」
反射的にきゅっと閉じようとする太腿を川瀬が押さえ付ける。
「……よう締まりよるわ……」
キツそうなピンクのヴァギナに何度も出入りする汚らしい毛むくじゃらの指。
若い膣の手触りを楽しむように、角度を変えて何度も指を出し挿れしながら、高橋は膣壁全体にローションを丁寧に塗り込んでいった。
「……はよココにちん○挿れてみたいわ……ごっつええ気持ちやできっと……なぁ?お嬢ちゃん」
高橋は低い声で囁きながら、親指でクリトリスを捏ねくり回し始めた。